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"相手の言葉尻をとらない"ことって、難しいよねーキレる!①ー
どう書いたらいいかなと思って、なかなか勉強したことが書けなかったけれど、少しずつ書いていこうと思う。
せっかく読んで、勉強していたから。
【キレる! 中野信子 著 小学館新書】
この本には、脳科学の観点から、”キレるスキルを身につけよう”というコンセプトで、キレるときのメカニズム、キレるひとへの対処法、キレやすい自分のコントロール、などなど書いてあるのだが、”キレることはダメなこと”とは書いていない。
むしろ、ひとにキレられたとき何も言い返せないタイプのひとは、上手にキレないと自分の心を守れない、という。その方法に関しても、具体的に書いてある。
詳しくは、おいおい記事にしていこうと思う。
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この本を読んで今、私が書きたいのは、
”相手の言葉尻に反応しない”
ということについてだ。
何故かというと、キレているひとに言い返せない自分にも、この部分を読んだとき何故か、ギクッとした。心当たりがあったからだ。
”言葉尻に反応する”、というのは、例えば、
「どうして全然○○してくれないの⁈」
とキレられたとすると、その返事として
→「”全然”じゃないだろ!」「あれもこれもやってるだろ」
と、言われた言葉(ここでは”全然”)自体にそのまま腹を立てて怒ってしまう、、、
というようなこと。
このように言い返していくと、”売り言葉に買い言葉” 状態になり、何も解決しない。
このとき、どう受け止めたらいいかというと、
→”全然やってくれない”、と思ってしまうほど、自分のことしか目に入らないのか? そこまで切羽詰まっているのか?
というようなこと。
このように強い口調で ”どうして” と言う場合、どうしてなのかという説明自体を求めているのではない。
実は「○○してほしかった」というのが本音。
本当に言いたいことは何なのか、その売り言葉の理由を考え、そこに共感し一緒に解決しようとすることが必要だ、という。
”そう言いたくなる気分なんだね?” と受け止める姿勢は、カウンセリングの技術でもあるという。
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相手にキレられて自分が冷静になる、というのは、なかなかできることじゃない。かなり難易度の高い作業だ。人間誰だって感情があるし、自分を否定されている気分になったら嫌なもの。
私は、”言い返す”、とくに ”言われてすぐに言い返す” ということが本当にできない人間。自尊感情が低すぎることや、突然のショックな言葉にはいつも頭が真っ白になってしまうことなど、、、真っ白になって、言葉なんか出てこない。
、、、、、、ただ。
私は、心の中で、ああいえばよかった、と後々悶々としたり、ここ数年は母といる時間が長いので、母がブチ切れて怒鳴ってきたときに、
(えーーーーーーーー!!!!!)
(そんなこと思ってたの⁈)
(また言うこと変わってるじゃん⁈)
(”いっつも”って言った⁈)
、、、、、、など、心の中では”言葉尻”に反応しまくっているのだ。
そして、最近はそれをたまに言い返せるようになってきたのだけど、”言葉”って、すごく頭に残ってしまうもので。しばらくその言葉のショックから抜け出せずにいる。
問題は”言葉”自体ではない、とわかっていても、ひとは傷つく。それは事実だし、今、鬱病の影響で心が過剰反応するので、言葉、そして声の大きさ、言い方に対してより敏感になり、疲弊してしまう。
最近、ネットニュースやSNSなどの反応に対して敏感に反応して心が疲れる場合に、”スルースキル”を身につける、などという言葉が出てきている。
それこそ、芸能人に関するネットニュースなんて、何かの番組、イベントで話したことの言葉尻をとって書いていることも多い。
すきなひと、応援しているひと、あるいは、逆に自分の苦手なひとについて書かれた記事を目にしてしまうと、つい心が反応してしまう。私は、これまで応援してきたひとの記事について、
”本人が話したことだと断定できないことに関しては、信じない”
ということを、経験から学び、冷静でいようと心がけている。
これは、SNSでもそう。
応援しているひとに対する好意的なツイートに対し、わざわざそのひとをよく思わないひとが意見を直接言ってくることもある。また、同じファン同士でも意見が合わず雰囲気が悪くなっている場面を目にしたこともある。
真剣にいちいち向き合い、相手にしてしまうと、SNSは怖い。とにかく、真正面から闘う前に、距離をとれる手段をとること。これが最優先だと思う。
ひとの意見は全員違う。いちいち腹を立てていては、きりがないし、不毛な時間を過ごすだけ。
”スルースキル”、ネット社会では本当に大事。
ただ。
ネットは、意識すれば離れることができる。
でも、実際の、対面での人間関係では、簡単に”離れる”ことはできないのが現状。
私には今、この実家しか居場所がなく、専業主婦の母と長い時間を共にする環境にある。働けない、自立できる状況にないので、離れるわけにはいかないのだ。
だから、スルースキルというよりは、この本の中の
”上手に言い返す練習をする”
ということが必要なのかもしれない。
”言い返さないことによって、心が傷ついてしまう”
、、、、、、のだそうだ。
言葉尻でもなんでも、自分を否定されたと思えば傷つくのは自然なこと。
適切に言い返すことで自分の心を守ろう、ということを中野先生はこの本で勧めている。
相手の立場に立つことも、自分を守ることも、どちらも大事。
うまくできるようになるにはきっと、何年もかかるけれど、私はこれ以上自分の心を傷つける生き方をしたくないので、少しずつ、行動に移せれば。
、、、、、、まとまりのない記事になってしまったと思うけれど、具体的な方法や、他に気づいたこともあるので、またこの本に関しては記事を書きたいと思う。
何日もちょこちょこ書いてきた文章。
最近、集中して書くことがなかなかできなくて。
明日は、今日より少し進んでいけますように。
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