見出し画像

多様な応援の仕方を提供してくれる推しに感謝―身の丈にあった推し方―

私の現在の推しである、
King&Prince永瀬廉さん主演の
映画『法廷遊戯』が、現在公開中である。


知られている通り、永瀬廉さんの所属しているグループ、King&Princeは今年の春から大きく形を変えた。そして、現在事務所までも大変革を迫られている現状だ。

この『法廷遊戯』という作品の撮影時期は、昨年の秋。

当時5人で活動していたKing&Princeから3人が脱退する、ということが内内では決まっている、発表はまだだけどコンサートを行っていて、ファンの前では笑顔でいないといけない、という葛藤との闘い。
11月4日には、その発表。
世間を揺るがした、そして当人たちも苦しんだあの日の、ちょうど前後。
永瀬廉という人間にとって、相当なものを抱えている期間に撮影していた。
(他のメンバーもそうであった。)
しかも、今年1月期のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』の撮影にも入る頃。おそらくかぶっていると思う。

しかも、King&Princeは今年5月23日から2人での活動を始動したのだが、今度は所属事務所の問題があって、所属タレントのスポンサー契約を打ち切られるなどの問題が発生していて。

あのとき、あんな環境の中でがんばった廉さんの作品が公開されることも、もしかしたら、、、と考えた。

不安だったが、『法廷遊戯』は、
11月10日から無事に公開されている。
主題歌に起用された、King&Princeの『愛し生きること』は、リリース時TVでCDの宣伝こそできなかったものの、映画を観終えた方々の感想からは、この映画の内容の救いになるいい曲だと称賛の声が上がっている。


永瀬廉という人間が、大きな葛藤の中で撮影を行った作品。
何も当たり前じゃなくなった今。

どうしても見届けないと、、、、、、
という気持ちになってしまう。


でも、
公式SNSなどの映像を観ると、
まず北村匠海さんが刺されている、杉咲花さんが血しぶきを浴びている、迫力のある効果音と共に「二転三転」「五転六転」と差し迫った状況が映し出され、、、、、、


鬱病治療中で、内容が重かったり、激しいシーンのあるストーリーが観られなくなっている私にとって、どうなのかと。

これまでアイドルや俳優さんを推した経験がなく、
”出演者によってドラマや映画を観る”という経験があまりなかった私。
いつも、内容によって観るものを決めてきた。
だいすきなひとが出ているものだからどんなものでも観られるか、というと、そうではなくて。
今観られるのは、喜劇やハッピーエンドなお話しかない。

観たくて観たものでも、激しい喧嘩や人が苦しみ亡くなる、グロテスク系、痛みや出血を伴う行為が行われるシーンが出てくると、直視できず、苦しくなって頭を抱えてしまう。内容が重いと、お薬が必要になるくらい不安定になる。

これが家ならまだいいけれど、映画館となると、パニックになったとき周囲に迷惑をかけてしまうかもしれない。


そのことを、
『法廷遊戯』がSNSなどで盛んに宣伝され、廉さんが身を粉にしTV番組での宣伝に走っている姿を見ながら、ずっと考えていた。

どんな思いで廉さんが撮影してきて、公開を迎えるのか。

でも、次第に明かされる映画の内容を知れば知るほど、

”行きたい、行けない、でも見届けたい”
”観たら、自分がどうなってしまうのか?”

、、、、、、の葛藤の日々。


公開にあたってのイベントの様子、参加したファンの方の感想、公開初日舞台挨拶の中継(LIVEビューイング)の感想やネット記事のレポ、そして、続々と寄せられる映画の感想。

そして、King&Prince『愛し生きること』の、この映画での役割が高評価。ある意味King&Princeの2人での共同作業があるようなもので。

聞いているだけで、この上ない喜びだ。

まず、少し様子をみよう、と思い、
『法廷遊戯』について、鑑賞した方々のXでの投稿を毎日チェックしていた。

模索の日々は、結構続いた。

だいぶ悩んでから、数少ない地元の誘える友人を誘ってみたが、事情があり断られた。でも、その友人にがつんと背中を押され、
「よし!行こう!」と腹をくくった。

これが結構最近の話だ。

とはいえ、衝撃を和らげるために、事前に読んでおこうと、ネタバレありのnote記事を読ませていただいた。

すると
だんだん、気分が悪くなり、、、、、、、


「これは、無理だ」


と、判断せざるを得なかった。


いや、自分で、決断できた。

私的な調査結果。

『法廷遊戯』、大好評。
アイドル主演と軽んじる勿れ、幅広い層に人気の作品である。

ただ、
内容が、あまりに重い。
衝撃のシーンもある。
内容を、一度では理解できない(おかわりしたくなってしまう)らしい。
私には何度も観に行く経済的余裕がない。
今の私のメンタルの状態でいくと、もし観に行った場合1カ月は寝込んでしまうような内容が予想できる。
パンフレットを買いたくなりそうだが、経済的余(省略)。


ミステリーや重い話が得意なひと、映画ファンにとっては
「おもしろい!」という感想だと思うが、
私には、とても向き合えないお話であることを感じる。


撮影時期の背景、事務所のこと。
そして何より、
この映画に関して、永瀬廉自身がブログで

「たのんだ!よ!」

と、普段あまりしないファンを”頼る”言葉をくれただけに、、、、、、

頼まれたのに、引き受けられなかったことが、本当に悔しかった。



ただ、

メンタルをやられて倒れてまで私に観にきてほしいなんて、
廉さんは思わないはずで。

そんなわがままなことをいうひとだったら、推していない。

どんな立場にも寄り添ってくれる、やさしいひとだ。


そして。


永瀬廉というアイドルは、
現在、というか常に、複数のお仕事をかけもって忙しくしている。

彼は、事務所の件での制約はありつつも、それでもなおたくさんのお仕事をもっている。

まずKing&Princeとして、『愛し生きること/MAGIC WORD』をリリースしたばかり。

ダンススキルまで努力で上げてきて、もう敵わない。

このCDは、先日検定をがんばったから、という言い訳を作って思い切って3形態購入した。

無職でこれだけ買うのでも十分贅沢だ。


また、『法廷遊戯』公開に向けて、雑誌の表紙&インタビューラッシュがあった。
さすがに全ては追えないくらいの冊数(20くらいかな)だが、1冊だけ、テキストもお写真もよかったものを購入し、部屋で見守ってもらっている。

『日本映画navi』。
若干色を加工している

この表紙をおいておくだけで、目が合うと安心する。やさしい顔をするなぁ、、、、、、
これは映画『法廷遊戯』に興味のある方にもおすすめの雑誌だ。



また彼は、健栄製薬『ヒルマイルド』シリーズの宣伝に起用されている。
健栄製薬さんは、契約期間満了まで現在のタレントを起用し続けてくれるそうだ(同事務所の中丸雄一さん、道枝駿佑さんと共に)。

あまりお金はかけられないが、ハンドクリームくらいなら、、、と、
買ってみた。
寝る前、廉さんからのお守りみたいな感覚で塗っている。

実は、
手荒れ以外の効果がめっちゃあるじゃん!


また、
ちょうど、ここ数カ月化粧水ジプシーになってしまった私だったが、
トライアルサイズを近所のイオンで見つけて速攻買った。


いろいろ試した結果、これを一本買ってみることにした。

ル・マイルド化粧水。

今私は、顔のにきびを治療したり上半身のかゆみや湿疹など肌トラブル続きで参っているが、推しにこうやって助けられることもあるのだなと思っている。

永瀬廉さんももちろんだが、契約をすぐに打ち切らないでくれている健栄製薬さんに、本当に感謝しかない。

身体のかゆみがあるので、全身に使えるスプレーやローションを検討しているところだ。


他に、King&Princeの冠番組『キントレ』、
永瀬廉さんの4年ほど続くラジオ『King&Prince永瀬廉のRadioGarden』。
他、個人のブログを毎日更新してくれている。

また、NHKのBSで長年放送されてきたという『ザ・少年俱楽部』と『ザ・少年俱楽部プレミアム』という、旧ジャニーズタレントが出演する番組があった。後者の番組で、King&Princeの廉と海人が、先輩グループを引き継いで春からMCに就任していたが、事務所の問題に伴い打ち切りの報道もあった。
しかし、『プレミセ!』として番組内容を一新し、事務所の枠を越えてゲストを呼ぶことで、またふたりのお仕事は再開することに。
ある意味、”音楽番組”というものをふたりが担う形になったことはすごいことだ。
(我が家はBSが観られないので、地上波再放送をしてもらえることを願っている。)


そして、
来年1月から、廉さんが日テレの日曜ドラマに出演することも決まった。
『厨房のありす』という、”ハートフル”なドラマだそうで。

心温まるお話ほど、私のメンタルにとって助かるものはない。
ああ、ありがたい。
永瀬廉の起用、ありがとうございます。


最近、廉さんは映画関連の登壇や歌番組で汗をかくことが多く、SNSでは過労ではないかとか、想像でこれじゃないかと病名を出したりと余計なお世話投稿もある。
たしかに、彼はずっとずっと忙しい。とにかく個人仕事が多い。
でも、それは彼が選んだ道。

彼は最近の雑誌で、今年の2月、あまりの多忙で本当にやばいと思い、夜中に親友に家に来てもらったことを明かしている。

そのエピソードを知って、私は安心した。
本当にピンチの時は、自分から誰かにヘルプを出せるひとなんだとわかったから。

私は、ヘルプを出そうとも思いつかなくなってつぶれてしまった人間だ。

彼は、きっと大丈夫。
だし、そう信じてあげたい。

彼は心配されることを嫌うというか、
弱いところを突かれるほど虚勢を張ってしまうひとだ。

変な憶測で過剰な心配をしてしまうより、
まっすぐ応援してあげたほうが、彼にとってはいいのでは、と私は思う。

とはいえ、私も保護者型のファンであるので気持ちはわかるのだが、、、、、、


要するに。

忙しく働いてくれているのはときどき心配になるが、
24歳、働き盛り。
本人が掲げた今年の目標は「すこけん」(健やかに、健康に)である。
本人が、いちばんよくわかっていると思う。
息抜き方法が友達と会うこと、と言うし、それを定期的に報告してくれている。
そして、相方である髙橋海人さんは、繊細が故にきっと廉さんに変化があったらすぐに気づいてくれると思う。

だから、心配をするというよりは、
彼ががんばって撮影した映画を観に映画館に通う、FCに入る、ライブに参加する、グッズを買う、雑誌を買いそろえる、、、、、
というお金をかける方法だけじゃなく、

私のような鬱病無職で、メンタルも経済力も激弱な立場のひとにも
たくさんの”推し方”の選択肢を与えてくれている。
その事実に、私は心から感謝したい。

CDすら買えないひともいるし、
そもそもライブや映画館なんて行けず入院生活を余儀なくされているファンもいるだろう。
でも、スマホがあればラジオを聴けるし(彼の番組は春から全国区になった)、YouTubeやTikTokも結構更新してくれている。


また、私は、
「動画の再生数をあげるために!」
「リアルタイムでつぶやいてトレンドに!(Xにて)」
「TVerを回しましょう!」
という、一部の方がSNSで呼びかけている
”がんばる”応援の仕方がどうも苦手で。

推しが提供してくれるものをただ純粋に、たのしくて何度も観る、次はこれを観よう、というように、
”自分が観たい”という目的のもとで観たい。
自由にたのしむことを大切にしたい。

「数字が全て」というのは、アイドルがデビューのときから言われてくることだけど、どうもそこまでしようとすると、私は心に負荷がかかってしまう。あるいは、それができない自分を責めてしまう。


ファンが「すこけん」でいることが、何よりだと思う。
そうでないと、本当に推しが困ったときに何もできない。


そして何より、

『推しの顔に泥を塗らない』

ということが、私は最低限のファンの条件だと思っている。
いろいろなアーティストを推してきて、いちばん身につまされるのはこれだ。

「○○のファンってさ、、、、、、」
と言われることは、それが世間の、そのアーティスト事態に対する印象を表すことにもなる。
どうせなら、いい印象をもってもらいたい。
それが、のちに推しの仕事の幅を広げることにもつながる。
悪い印象をもたれると、逆のことが起きるのは言うまでもない。

お金をかけることよりも、むしろそういう、
#ファンはアーティストの鏡
という意識が本当に重要だといつも思っている。


King&Princeが2人体制になってから、個人仕事もさることながら、パフォーマンスまで進化し、どんどん強くなっていく永瀬廉という人物。
これまでのメンバーも、”影の努力家”と永瀬廉のことを話す。
その彼の努力が、無駄になるようなことはしたくない。

努力で築いてきた実力や人間性が評価されて、お仕事につながっていると思う。だからこそ、彼はずっと多忙だ。
でも、それによって、私のようなものは本当に恩恵を受けている。


たくさんのお仕事をがんばって、
たくさんの選択肢をくれる彼に、
心からの感謝を。

心と体は、どうかすこけんでいてね。



努力を惜しまず、ひとに寄り添えるやさしい彼に、
ふさわしいファンになれますように。

いいなと思ったら応援しよう!

pizza
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。