当たり前なんてないってわかってたんだ、でもわかってなかったんだ
私にとっての大ニュースだった。
オリジナルアルバム。
だいすきなひとのオリジナルアルバム。
配信なんかじゃなくて、手に取りたい。欲しい。
平成の時代からずっと、すきなアーティストのCD、特にニューシングルとオリジナルアルバムに関しては絶対に購入したい。する。
そうやって生きてきた。
私の人生は、音楽でできている。
学生時代、社会人。鬱病発症後の、まだ貯金がある時期。
これは、買うことが当たり前、買い物の優先順位は最高位に近いものだった。
初めてだ。
4000円近いこのCDに、待望のオリジナルアルバムに、お金を使うことをこれほど思い悩んでいるのは。
最新の、私のだいすきな表現者、中島美嘉さんの声を、音楽を、聴きたいし、CDのデザイン、中のお写真を拝見して、眺めていたい。
だいすきだから。
500円玉貯金、ちょうど4000円が貯まったので、一応、このCDを買ってもいいように銀行口座に入金はしてきた。
でも、、、、、、
まだ、ネットでぽちっとできない。
勇気がない。
まだ、生活に直接必要なものが、あるのではないか。
不安で仕方がない。
スマホ代を払い続けられるか分からないし、
そんな中、今、いよいよ、このPCがまずい。
10年ほど前、保育士時代に、
”保育計画などの書類を、PCで作成してもらうことになる”
と言われ、自分の給料で購入。
だが。
実際、このPCで書類作成をすることはほとんどなかった。
ウォークマンに入れる音楽を保存しておく以外は、買ってから、ほとんど活躍することはなく、結構放っておいてしまった。
かわいそうなことをした。
だいぶお年を召した今になって、YouTubeを観て、noteを初めて、なんて酷使しているもんだから、そりゃ調子だって悪くなろう。
ネット環境が劣悪だった我が家は最近、ついに光回線にしたので格段に繋がりやすくなり快適なのだが、そうなってくると、この子が、、、、、、
立ち上がるのに苦しんだり、キーなどに対する反応が悪かったり、、、、、、
そして、暑さもあるのか、本体が熱くなるのもかわいそうだ。
なかなか、うまく動いてくれない時間が増えてきている。
今、PCの値段を見ると、10年前とは全然違う。
とてもじゃないけれど、無職の今の自分に買える値段ではない。
仕事をすることに役立つかと思って、がんばっているのに。
仕事をしないと、こんなものは買えない。
鬱病回復期で仕事をどう探すか、考えた結果、もう少し心が落ち着いたら、”サポステ”という引きこもり支援の場に相談に行ってみようかと思っているのだが、その場所が。
車がない地方都市の住人には、バスで片道410円、往復820円というお金がかかる。
おそらく、通いながら相談や講座、サポートを受けることになるので、このお金はどこから出そうか、、、、、、
私は、どうしていこうか。
こういう理由でも、だいすきな音楽から今、心は少し離しているのだが、やはり、CDというのは、贅沢品なのだろうか。
きっと、そうに違いない。
分かっているけれど、苦しいのだ。
アーティストを応援しているひとになら、わかっていただけると思う。
ようやく待望の新譜が発売されるのに、買えないという状況の苦しさ。
入金はしてきた。
だから、買っていいんだ。
なのに、どうしてこんなに勇気が出ない。
今まで、当たり前にできていたこと、知らずに欲求が満たされていた環境が、どんなにしあわせだったか。
それを学ぶために、私は鬱病になったの?
私は、まだまだ我慢が足りないから、治らないの?
こうして、先のことばっかり考えるのはよくないってことも分かってる。
聴いて、心が浄化される、苦しみを共感してもらえる、力をもらえる。
そんな、あなたの歌声を、聴くことは、許されますか?
中島美嘉師匠。
本当に大事なものが、分からなくなってくる。
苦しいよ。
いつになったら、私は進めますか?
社会に出たい。
強くなりたい。
私がこれからどうしたらいいかは、誰にも分からない。
答えは、自分にしか見つけられない。
ハローワークで心をズタズタにされ、”サポステ、いいんじゃないかな?”という直感を信じればよかったと後悔した。
中島美嘉さんの曲に、
『TRUST YOUR VOICE』
という曲がある。
”直感を信じる” という意味だ。
”CD買おう!” という直感も、
”サポステ行こう!” という直感も、
信じていいのかな?
お金ない、お金ない、とうろたえてばかりじゃなく、
あれも買えない、これも買ったらだめなのか、とひがんでばかりじゃなく、
もう少し、自分の ”いい!” ”やろう!” を大切にしたら、変わってくるかな。
今あることにはちゃんと感謝しながら、自分の考え、ひらめきをもっと大事にしてあげられる人間になれますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。