大雨災害が、すぐそこに
(写真は、平常運転のとある川)
この土日、我が県には災害級の大雨が予想されていた。
私の自宅は、少し離れた2本の川の間にあり、雨が降ると昔でいう”避難勧告”が出やすくはあった。
(現在は”勧告”はない)
ただ、ちょうど間にあるので、避難所に行くほどの事態や浸水してしまうなどの被害には、ギリギリ遭わないできた。
ただ、
心配ではある。毎度。
備えは必要だし、、、、、、
金曜の夜から、ずっと、雨が止むことがなく、降り続けた。
翌日、スーパーに車で出かけた母が、びしょぬれで帰ってきた。
ひどい雨だった。
とにかく、家にこもるしかない、何かあったら垂直避難(2階へ)を考え、
一応必要な薬(たくさんある)などは全部2階の自分の部屋へ持ってきたりした。
避難所へ行くことが必要なこともあるが、近所の避難所となっている学校は、1ヶ所が高台ではあるが土砂災害の危険があるかもしれないし、もう1ヶ所は高さが我が家と変わらないので、変に移動するとな、、、とか、
いろいろ考えてしまう。
必要だけれど、私の場合は考えすぎて必死になるので、「大丈夫だから落ち着け」と家族に言われている。
土曜の夜、緊急で必要なものがあり父が車でホームセンターへ向かったが、どこも閉店してしまっていたらしい。
営業ができない状況だったのだろう。
冠水している道路もあったという。
土日で地域のニュースは少ないが、明らかに非常事態である。
いつも、災害が起きる地域ではないので本当に珍しいことだった。
Twitterや、数少ないTVのニュースでみる光景が、
普段知っている、私の目にしている地域が冠水している状況。
少し歩けばすぐそこ、という地域も冠水。
市内の中心部も。いつも浅いきれいな川も、見たことのない状況。
川沿いのガードレール、コンクリートが崩落。
いつもウォーキングで通っている川沿いなんて近づけない。
その付近も冠水しているようだ。
鬱病人間は、いつもと違う事態に弱い。
だんだん、心がやられてきた。
幸い、私の家の周りだけは、避難指示が出ていない。
道路がちゃんと見える状況。
現在(7/16・日)、TVにL字型の”大雨情報”が流れていて、避難情報が出ている。
本当に、もうすぐ我が家の住所まで、という地域に避難指示が出ているのだが、我が家は大丈夫だったのだ。
”だった”、というとよくない。
ようやく雨は少し止んだけれど、
ここからも下流は川が増水するし、この先の天気予報も数日雨マークが続いている。
油断なんてできない。
いざとなったら、薬だけは忘れないようにしよう。
雨が上がったとしても、どの場所も風景が変わってしまうのだろう。
それが衝撃で、外を歩くのがつらくなるかもしれない。
農家さんなんて、田んぼや畑が。
私が無事なのは、奇跡でしかない。
災害は、すぐそこにあるのだ。
全国ニュースにもなっているので、結構なことなのだろう。
身体が無事でも、メンタルの負担が大きい。
これで避難所にいったら、迷惑をかけてしまうのかな、、、、、、
なんて、考えるきっかけにもなってしまった。
昨夜、ひたすら推しの出ているTV番組をTVerで観ていた。
止まない雨音の中、何も余計なことを考えない時間を作らないと、不安でつぶれてしまう。
そういえば今日、開いているスーパーに母と買い物に行ったが、
商品も届いたばかりで店員さんが品出しを急いでいて、ここが開いているからとお客さんもこぞって訪れていたので、ごったがえしていた。
(大雨の影響で営業できない店も多い)
ただ。
店内放送で、店長さんらしき方がアナウンスをしていた。
「えー大雨の影響で、商品の入荷が遅れまして、品出しのために通路をふさいでしまう場合があります、どうかご了承ください」
という趣旨のことを、対面で人と話すような親しみやすい口調で、訛りもいい感じに入りつつ話していた。
「大雨ですがどうか気を付けてお帰り下さーい」
ということも。
なんだか、あったかいなぁと。
店員さんも、自宅も大変だろうにこんなときにイレギュラーな業務、本当にお疲れ様、、、、、、と、心から感謝した。
倉庫管理のパートのお仕事を少しだけしたことがあるので、
イレギュラーなタイミングでの商品の品出しなど大変だろう、と、いろいろ思い出した。
(そのイレギュラーに耐えられない鬱病人間だったので続かなかった)
妹も、職場が開いているお店なので、最近ペーパーを卒業したばかりなのだが、きっといつもと違うであろう街を雨の中を運転して、出かけて行った。
社会人を尊敬する。
生きているために、できれば心が穏やかでいられるように、
明日以降も、まだまだ備えていなければ。
現在起きている被害状況に加わる危険が、どうかありませんように。
ひとりでも多く、無事に生活ができますように。