夏の霧に包まれたブルンジ。
どんより鬱蒼とした空。着ている服も心なしか湿気で重く感じるここ最近。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
昨年のような「えっ」って超絶短い梅雨とは打って変わり、梅雨全開な今年。
配達の時恒例の宮ケ瀬ダム水量ウォッチも安心したことだし、
「梅雨お腹いっぱい」なこよみ珈琲に仕上げました。
こよみ珈琲「夏霧 なつぎり」
原産国:ブルンジ、エチオピア、タンザニアほか
焙煎度:ミディアム~シティ(アフターミックス&プレミックス)
アフリカンなお豆たちで構成されていますが、ブルンジは初めまして。
今まで何度か飲んだのですが、あまりピンと来なかったんですよね。
しかしここ最近何者かが私に「…聴こえますか…あなたの脳に直接話しかけています…ブルンジ…ブルンジ…」と呼びかけるため
見事な洗脳成功で仕入れさせられましたw
では、夏霧の前に少しブルンジの説明を。
ブルンジ=ブ(国)ルンディ(民族の名前)
≠ブレンディw
1920年代にコーヒーが持ち込まれ、ベルギーの植民地支配下で1933年からはすべての農民が最低50本のコーヒーの木を栽培させられました。
今はカップ・オブ・エクセレンスなども行われ、コーヒーの栽培が盛んに行われています。
隣接国はタンザニア、ルワンダなど。
今回のお豆はカルシ地区の小農家生まれ
標高:1250~2000m
品種:ブルボン…最古と呼ばれるティピカ種がマダガスカル島の東ブルボン島で突然変異により生まれた品種
精製方法:ウォッシュド
「こういう豆待ってた!」というのがテストローストの印象。かつてはピンと来なかったくせに。
私が好きなエチオピアのコーヒーもそうなのですが、特にアフリカのコーヒーって真っ直ぐで凛とした酸が魅力的。
標高の高い地域が多いため寒暖の差が激しく、ゆっくりと完熟し身の締まったコーヒーチェリーができるからでしょうか。
ブルンジも例には漏れず、すごく上品で余韻の長い香りと甘みに包まれます。
続いて「夏霧」の説明を。
7月の名前は「文月」というように文章や歌を綴る月みたいな名前や、旧暦だと秋に入るのでそんな雰囲気の名前ばかりでした。
先にブレンドが出来上がったのですが、どうにもイメージと合わない。
そしたらtomoが季語から見つけてくれました。ぐっじょぶ!
好きです、この名前。
霧といえば秋の季語ですが、夏にもよく立ちます。山地や海辺の朝にも見かけますね。
また、朝の高原に広がるそれは数時間後に訪れる暑さとは無縁のような涼しさをもたらします。
そんな夏霧。
夏のお日さまをブルンジと2パターンのローストエチオピア①、口の中にジューシーで華やかなに広がる甘さで表現し
静寂に包まれた霧をタンザニアとエチオピア②、でもやはりコーヒーなんだなと感じる穏やかなコクを表現しました。
夏と梅雨
太陽と霧 という2面性。
梅雨全開日はホットで
梅雨解禁日はアイスでキューっといきましょう!
夏霧が完成した次の日。朝のFヨコで鎌倉のヴィヴモン・ディモンシュの堀内さんが、ブルンジの紹介をされていたのを聴きまして「なにっ!」と。
意識してみるとほかのコーヒー屋さんでもブルンジの名前が!!
なに?ブルンジ旬なの??
やべー、ブームに乗っちゃった?と単純ご機嫌な私。
パイオニアでもブルンジストレートも出す予定ですが、ほかのコーヒー屋さんとブルンジを飲み比べても面白いかもしれませんね。
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