小学校の成績の付け方
「人間が人間を評価するのは難しい」
成績付けに入ります。
毎学期のことだけど、これが実に苦手です。
人を評価するなんてとても難しいことです。
悩みます。
二週間くらい、悩みます。
つけてしまってからも悩みます。
渡してしまってからも悩みます。
結局、人間は数字で割り切れるものではないのです。
けれども付けなければなりません。
そこでテストをやります。
授業の記録(板書記録、座席表)を見ます。
どのくらい授業に積極的に参加しているのかをみます。
班日記を見ます。自学も見ます。
忘れ物も見ます。
挨拶も言葉遣いもみます。
整理整頓も給食もみます。
友人関係もみます。
そういった諸々の状況を判断して成績をつけます。
1学期だから心を鬼にして付けます。
ハンコを押すときは(当時はハンコでした)
何年やっても手が震えます。
成績は叱るための材料ではありません。
あくまで現在のクラスの位置です。
以下に、その教科の「見るところ」を示します。
<国語>
・テスト、漢字テストの点はどうか。
・発表の回数とその内容はどうか。
・ノートの取り方はどうか。
・読書の時間に読んでいる本の内容はどうか。
・音読の読み方は気持ちがこもっているか。
・書写(止め、はね、払い、字形)は丁寧か。
・授業中の態度、姿勢はどうか。
・自学の内容、班日記の内容はしっかり書けているか。
・計画帳の書き方は丁寧か。
・読書カードは何冊借りているか。
・話し方が一語文になっていないか。
・教科書、ノートの忘れ物はないか。
<算数>
・小数の掛け算、割り算を理解しているか。
・三角形、平行四辺形を求められた指示により書くことができるか。
・ノートの取り方はどうか。
(自分なりの見やすい工夫、計算と計算の間を一行空けているか、
問題の番号を書いてあるか)
・授業中の態度、姿勢はどうか。
・自学の内容はどうか。計算が組み込まれているかどうか。
・教科書、ノート、コンパス、三角定規、分度器の忘れ物はないか。
(続く)
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