
4月 こんな教師が嫌われます
桜舞い散る4月になりました。
また新学期が始まります。
おそらく担当学年も知らされ、構想を練っていることでしょう。
柴田克美教育大全集も100万アクセス。
いつもみていただき、ありがとうございます。
新年度にあたり最も基本的な学級経営の10個を
加筆再掲いたします。
学級経営の上手な教師の10の特徴
1 教師の声に張りがある。
声のトーンを時と場で変えることができる。
教師は役者です。
黒板前はステージ(舞台)だと考えましょう。
2 教師が授業時間を守る。
終わりの時間を守るというのはビジネスの基本です。
毎日の積み重ねが子供との信頼を築きます。
しっかり子供たちの休み時間を確保するのです。
3 教師の話が具体的で思わず引き込まれれる。
面白い。ジョークもうまい。
「例えば」これを口癖にしましょう。
次には具体例を言うしかなくなります。
4 教師が「いつも静かに笑っている」笑顔。
明るい。自分がネガティブ状態でもステージの上は
ポジティブに行きましょう。
しかし悪いこと(トラブル)が起きたときは
本当に気落ちしたように話すことです。
5 教師の仕事が早い。
テストはその日のうちに帰ってくる。
授業のスピードも塾よりも早い。
じっくりやるところと読んで終わりのところと
強弱をつけるのです。
6 教師がおしゃれであること。
出張でなくてもネクタイをしたり、スカーフを巻いたり、
素敵な時計をしたりする。
子どもたちはそれを毎日、見ているのです。
床屋に行っただけで「先生、髪切った」と言ってきます。
7 教師の字がうまい。
板書の字は練習で上手くなる。
特にまっすぐに書くだけでも上手く見える。
右上がりに書くと上手く見える。
毎日、毎時間、練習のつもりで書けば必ず上達します。
8 教師の決断が早い。即断即決。即実行。
状況把握の決断、特に命に関わることは即断しましょう。
子供が「先生」と言ったら「後で」と言わないことです。
9 教師が順番に立って言わせたり、
班の中で口を開く機会をもたせたり、
えこ引いきせずに個々の出番を上手くつくることができる。
この方法は全ての子に機会を与える唯一の方法です。
特に参観会では有効です。
10 教師自身に知識があり、何でも知っていること。
知らなければ、調べる方法を教えることができること。
ネットで検索すれば今は大抵、わかります。
スマホを常に携帯し「ちょっと待って、調べるから」と
子供たちに言って、調べるところを見せましょう。
(スマホを教室に持って行っては行けないと言う校長は
時代に取り残されます。化石です。)
荒れる学級の教師の10の特徴
1 教師の声が小さい、
何を言っているのかモゴモゴしてわからない。
保護者にもこのことは伝わります。
嫌われる一番の原因は大抵、声が小さいことです。
2 教師が時間を守らない。
休み時間が来ているのに授業をやっている。
時間を守りましょうと言っていて自分が守れない教師は
信用されません。
3 教師が具体物で話したり具体的な話だったりでなく
抽象的な話が多い。
今から3つ話します。ととりあえず言って、
言っている最中に具体的なことを考えるのです。
4 教師がいつも怒ったような顔つきをしている。
笑顔の人に人は集まるのです。
誰も怒っている人に近づきたくありません。
5 教師の仕事が遅い。
テストを返すのが遅い。
日記を返すのが遅い。など。
テストの付け方、日記の赤ペンの入れ方は
このサイト内検索でお探しください。載っています。
6 教師の服装がいつも同じ。
案外子どもたちは見ている。
見られていることを意識してお洒落をすること。
体育以外のジャージはダメ。
シワのある服、ダサい服、ミスマッチングなカラー。
教師はデザイナーでもあるのです。
7 教師の字が汚い。
何を書いてあるかわからない。
黒板が1時間を表していない。つまり板書が下手。
字は練習で上手くなります。
発問は四角で囲む。項目は箇条書きに。
最後のまとめは二重四角で囲むなど、一目で1時間が
見渡せる板書を書きましょう。
8 教師の決断が遅い。
どうしたらいいか子どもが聞いてきた時に即決できること。
曖昧でなく理由も言えること。
「説明の原則」があります。
必ず「なぜ」を説明してから行動させましょう。
9 教師がえこひいきをすること。
指す子が決まっていること。
一番子供たちから嫌われます。
もし挙手発言なら座席表にチェックしましょう。
10 教師がいつも同じトーンで話すこと。
抑揚のない教師は嫌われます。
学級が荒れる原因です。
叱るときは短く、褒めるときは大げさに。
声のトーンを変えることです。