怒りを感じ切る練習
かつて、当然数えきれない『思い込み』がたくさんありましたが、『感情の解放=感じきる』をしていくと、『思い込み』も同時に湧き上がってきて、それは『気づき』となり、気づいた途端軽くなります。
握りしめていた大切なものは思い込みでしたから、宙を舞って消えていきました。感じ切ることで「思い込み」に気づけるので、感じ切ることが楽しくもありました。感じ切る時は身体に疲労を伴うこともありますが、それ以上に当たり前だと思っていた、価値観、常識、信念、制約、ルールは間違っていたと気づいていくことは、新しい世界を見るように新鮮で新たな自分になったように感じます。
感情を解放するということは、どの感情も感じきることです。
・自分の感情に良い悪いの評価をせずにそのまま受けとる。
・今の状況に良い悪いの評価をせずにそのまま受けとる。
良いと悪いがないのですから感じれるはずです。
でも、良いと悪いの概念があるのでネガティブな感情に対しては瞬間自動で避けています。意識にも及ばず無意識的に避けているので、ネガティブな感情があったことなんて思いもしなくなるのです。
これが罠です。
私たちは平等に「喜怒哀楽」を持っています。ですので全てを感じることがいいのですが、『怒哀』は感じないようにして、『喜楽』は感じてもいいという暗黙の了解制度が世間にはありますね。というか感情は感じていいものですよね?喜怒哀楽は人間なら誰もが生まれ持っている感情なので、感じてはならないなんてことはないんです。だけど人前では感じてはならないという教えを持っているので感じるのをやめてしまったと言えましょう。
暗黙の了解で怒哀は感じないようにコントロールしているのが、これまでの生き方でした。古くからの隷属意識のやり方だと思いませんか?(極端な言い方かもしれませんね。)
何も感情を相手に向けろとはいっていません。
相手に当たれということではありません。
感じ切るとはただ感じるだけです。
自分の中で感じるということです。自分だけで感じるということ。
場所は選ぶかもしれませんね。私は職場ではすぐさまトイレにこもってトイレ内で感じ切ってました(笑)。長引くこともありますがそんな時はお腹痛いふりすればいいですよね。というか誰もトイレが長いとか、しょっちゅうトイレに行ってるなんてチェックしてませんよ。(中にはそういう人がいるらしいけど、それも実は自分次第なのでそういう人を作ってるということです。このお話するとズレてしまうのでここでは割愛します)
ムカついているのだから、
『ムカついている自分がいるのだ』
と認めることです。素直に正直に自分を認めることです。
こんなことでムカつくなんて大人気ないとか、こんなことでムカつくのはおかしいとか、あんな奴のためにムカつくエネルギーを使うのは勿体無いだとか、しのごの思考がお喋りしだすから思考に乗っ取られて、ムカつきを無かった事にして追いやってしまっているのが現状ではないですか?
それを変えるという事が素直に正直になるという事です。
ムカついたのは事実なのに、思考であれこれ言われたから、ムカついた事実をもみ消そうとしているわけです。これは大問題ですよね。自分の身に起きたことを、もみ消そうとするってそんな蔑ろにしていいんですか?って事です。
(例えば一番多いのが痴漢にあった女性が痴漢だとは言えなくてなかった事にしてしますケースですね。被害者なのに、周りの目を気にして言えないって、どうかしてますよ。確かに電車内で痴漢です!と言いだすのは勇気が要りますけど、絶対に助けてくれるのが世の中の道理なんです。基本原則として世界は優しいのです。でも自分の軸がない人、思い込みが多い人には通じないのが心苦しい事ですが、世界は優しいのが原則です。
被害にあったから被害者意識を持つ、というのとは別で、『被害に遭ったのだから自分のために自分の味方でいてあげてほしい』という意味でムカついたことをなかった事にしない、自分を蔑ろにしないで主張をする、という事が言いたいことです。(めっちゃ余談ですが欲深き男性には痴漢願望があるようです。でもそういう人を自分の目の前に出現させないことはできます)。
話を戻します。ただひたすらにムカつきにフォーカスするだけです。思考を使ってムカついたことを連想するのではなく、ムカついた感情だけに焦点を当てます。ムカついた原因を探すのではなく、ムカつきを解消するために別のことを探すのでもなく、ムカついたことが事実なので、良い悪いのジャッジメントをせずに、感じさせてあげます。『ムカついたまじムカつく、なんなんだ、ああ!ムカつく!ダメだ収まらない、だめだ、ムカつきが収まらない!ムカつく!あああ〜!ムカつく!!』
ムカつきに寄り添ってあげるのです。自分のムカつきに自分で寄り添ってあげないで他に誰に寄り添ってもらうというのですか?こんなことでムカついたよと友人に共感を求めることはしなくていいことです。それよりも自分自身でムカつくを感じることが先なのです。そうすれば友人に愚痴を聞かせることもないのです。大事な時間を愚痴に使うのは勿体無いと思いませんか?自分自身が共感してあげたらいいのです。
怒哀は攻撃的な要素を含むのでいたたまれない感じがして、周りも受け取りたがりません。無意識に遠巻きになりますよね。だから自分で寄り添い感じ切るということです。
ひとしきりムカつきを感じ切ったら、放出し切ったダムの水と同じなので気が抜けます。あれほど強烈な恐ろしいほどのムカつきを感じ切った後でも、こうして生きているという安堵もあるかもしれません。落ち着いたところで、どうしてムカついたのだろう?と自分に問いかけてもいいのです。
喜怒哀楽を細分化したものを最も見やすくしたものが、引き寄せの法則で表された感情のスケール22段階です。これを見ると感情を感じてもいいのだという気持ちになりませんか?
この表を見れば感じたくないと避けている『怒り・ムカつき』こそ感じた方がいいとわかると思います。なぜなら思うほど怒りの段階が低くもないことが一目瞭然です。感じ切って解放してしまった方が気楽だということがわかると思います。
多くの人は『怒り=ダメ』(大人としてよろしくない)と決めつけてしまうので瞬間的に「怒りに蓋」をします。「怒りに蓋をしてこそ感情のコントロールができた自分」と認識し、社会人として人として、自分はできてると認定しているということです。
しかし、怒りに蓋をしてその怒りはどこに行くのでしょうか?感じなかった怒りは、仕方ないと割り切って受け止めても、体に溜まったままですよね。怒りは強烈なエネルギーなので出しづらいものですが、自分の内側でなら怒りを感じることは誰でもいつでもできます。
黙って怒りを感じるのも相当なエネルギーを要しますが、自分だけの空間で小声で文句を言いながら怒りを感じ切ることもできます。ポイントは小声でもいいから文句を出す、言うことです。言葉にして出さないと怒りは溜まる一方です。怒りは溜めると体を蝕みます。ヒーリングの癒しや瞑想で落ち着かせられる程柔らかいものではありません。
また怒りは強烈なので「怒りの力を利用して」アクションを起こすこともできます。そんなパワーがある怒りを内に留めておくのはやめておいた方がいいのです。
そうはいっても出すことができない場合は、柔らかい布団に当たるとか被害を及ぼさないものを選んでぶつけるのでもいいです。そんなやり方間違ってると思いかもしれませんが、やってみることです。意外と溜まっていた怒りを実感することになります。それだけじゃなくどれほど怒りを溜めてきてしまったのだろうか…と自分自身に申し訳ない気持ちが現れることもあります。ひとまず頭で理解しようとせずに、好奇心を持ってなんでも試してみることです。新しい自分の発見はこういうところからも見えてくるのですから。
また割り切るとは妥協。妥協して次も同じことが起きないのならいいと思うのですが、同じことは繰り返されませんか?頭を使い、言葉で折り合いをつけるのもいいですがそうなると、思考で都合よく片付けようとしますので、本音に蓋をしがちです。
そのようなことを総称して「ストレスを感じる」と安易に呼んでいますが、ストレスとは単に緊張状態のことを表しているだけですから、怒りを感じないことの解決には至っていないわけです。
できれば怒りを感じることのない平穏な日常を私たちは求めています。しかし至る所で折り合いをつけて人間関係をコントロールするのはしんどいものですよね。いつも決まり切った相手や環境が現れるわけではないのですから、コントロールもきついと思います。すると緊張状態や、感情を感じないようにする制御が続いてしまいます。制御、制限することで大人として「人」として振る舞っているつもりでいても体は正直です。どこかに歪みを現してきたり、食欲がなくなったり、集中力がなくなったりと体に異変を生じてきます。そうなってから後悔してやり始めるよりは、せっかくこの情報に出逢ったのですから、今から実行することは自分への助けになると思います。
これからの人生は精神世界を重視する世界に移行しました。物質は溢れています。食べること、眠ること、リラックスすること、遊ぶこと、住むこと、着るもの、繋がること、情報を得ること、全てにおいて満足以上の豊かな物質世界を作り上げました。残すは精神的な繁栄です。精神的な繁栄が伴っていくと争いがなくなっていき平穏な日常が訪れるようになります。まず日本人から精神的に繁栄をするのです。
感情を感じ切るというのは、感じる感覚を取り戻すことから始まります。鈍った感覚を開いて行くことがスタートです。それにはやりたくないことのリストアップも必要です。
1)お金をかけたらやらなくて済むもの
2)誰かの協力があればやらなくて済むもの
3)お金をかけても協力者がいてもやりたくないことが済まないもの
4)時間が経てばやらなくて済むもの
こんな感じで細分化して1から消していきます。やらなくてもいいものが明確になるとそれだけで心の負担が減りますし、思い込みを持っていたことにも気づけて生活が楽になります。
次に先述したように感情を感じ切る時は一人でやるのです。ですからTPOをわきまえてということではありません。
相手に怒りを感じた時、相手にぶつけるのではなくすぐその場から外れてトイレまで持って行く。そして個室でエアブツブツ怒るのです。エアひとりごとを言います。ありったけの文句をトイレの個室でエア感情感じます。声に出すと漏れてしまうのでしたら声を殺して感情を感じ切るのです。あのやろう!ムカつく!なんで私がこんな思いしなきゃならないんだよ!と全身全霊で感じ切るのです。
しかし感覚が閉ざされていると怖さが先に出てしまい怒りきれません。ですので少しずつできるところまで文句を言ってみるのです。怒りを出してみるのです。すると案外ホッとするものです。本当に初めは怖くてやりたくもありません。だけどやってみたら感情にどれだけ支配されていたかを思い知るのです。感情に翻弄されて、挙句に慄いていた自分がいたわけです。さらには自分の否定的な観点という思い込みや決めつけまでを背負っていることを知るのです。
感情を感じ切ると同時に、誤った思い込みや決めつけに気づくことができるのは一石二鳥ではないですか?
これは流行りの潜在意識を書き換えるというものに似ていますが、潜在意識とは無意識のことなので、無意識領域にアプローチしようとするよりもずっと簡単なことなのです。
私も自己否定がやめれなくて「自己肯定感」を上げるセミナーを受けたり、ワークをしたりと頑張ってきましたが、全然自己肯定感に変化を見出せませんでした。そこで8年前にコーチをつけて感情解放をしたわけです。
感情解放は正しい1️⃣自己認知から始まります。そしてどんな自分も2️⃣受け容れるという許可をします。3️⃣感情の性質を知ることも大切です。そして4️⃣パッションやリラックスを思い出します。この繰り返しの中で5️⃣固定観念も一緒に解放していくことになるのです。この一連の流れで6️⃣自分の軸が戻ります。自分の、ブレても戻る軸があることで、多角的な捉え方を作ることができるのです。つまり視座が上がる、本質を見抜くということです。このようなことが人生を今まで以上に豊かにしていくのです。
人は経済的にも物質的にも豊かでも、精神的に豊かでないと満足しない傾向がありますが、精神的に豊かであれば経済的や物質的豊かさを包括しているので貪欲さがなくなっていくことも特徴です。欠落感や不足感のない生き方がベースとなっていくわけです。どんな生き方も人それぞれですのでどちらが良い悪いではありません。ですがなんとなく満足しないのでしたら、マイナスの感情を溜め込んでいるからかもしれないという知識は、一助になると思います。特に怒哀は貯めやすいので普段から意識して解放することが大切です。
今回は特に、ネガティブな感情である「怒り」や「哀しみ」を感じ切ることが重要だと強調しました。これらの感情は社会的に抑制されがちですが、抑えることによって逆にストレスや身体の不調を引き起こす可能性があります。自分自身を知り、感情を知り、感情を感じ切り、その根本的な原因に対処することで、精神的な豊かさを得ることができる考えています。
読んでいただきありがとうございました。
当方オンライン講座を開催しております。
自分の取説という意味で正しい自己認知と感情を知ることから、深い気づきや想像したことの本来の自分を知る機会をご提供しております。
情報過多で取捨選択にも迷いが大きくなっている現代においては、より一層「心を育むためのコーチが必要」だと考えています。日本教育は隷属意識を植え付けてきたため無個性、他人優位でしたので、自分の才能や長所の把握ができないまま人生を終わるケースを憂慮しています。嫌なことを避け続けるために様々なことを学んだり、身につけたりするたびに、終わりのない思考が螺旋状に重く連なりますが一回一回切れ目を投じ、自己理解、自己受容ができるとレジリエンスが正常値に戻ります。そうすることで高い視座から物事を捉えることができる癖が養われていくので、すべてがスムーズに流れるような落ち着きを感じることができます。迷いなく自信を持って自分の道を進む事ができます。セッションの場では理解できないことも出てきますが、録音テープをお渡ししますので繰り返し聞くことで、理解や気づきは深まっていきます。
これまで大変な人生を生きてきたと思います。すごく努力をされてきたのだと思います。できる範囲で今できることはなんだろうか?と毎回真剣に創意工夫し、考え抜きながら生きている姿からは、勤勉で誠実さをうかがいます。ですが控えめで表立って主張することも少ないため、手柄は譲りがちです。何も考えなしに努力なしに生きているわけではなく、共感力高く思慮深いため、また分析力に長けており常に全体を見て行動をとるのですが、周りとは波長が合わず浮いてしまうと感じておられるでしょうか。
何より自分よりも他者を思いやりますから、他者の苦労もいち早く察しますので本来は自己評価は高くてもいいはずですが、苦労の多い人生だった故自分自身を認めることが難しいのかもしれないと感じるところがあります。自分を変えることや、成功することが目的になっていたアイデンティティを分解しますのでセッションの後は解放的です。
あなたが求めるものを達成してる人からお話しを聞いてください。人生を変える自己投資になります。どんな内容でもご相談いただけます。先延ばしは、変化が起きてこないだけでなく 気づかない苦しみの繰り返しは、その間起き続けていることになります。
私のユニークな独自の視点は、幼少期に新興宗教をやらなければ生きられなかった毒母の支配下にあったことが、皮肉なことに困難への耐性がつき精神的回復力をもたらせ過去の清算へと導かれました。自身の経験とこの世界の二元性の原理原則、潜在意識の特徴や引き寄せの法則、心理学や量子力学などを融合した視点から、不快になるシンプルな理由は変化への恐怖であり、目の前に起こっていることへの感情へ誘います。そろそろ自分のために時間をとり、自分では気づけないことを、自分だけのために生きてみる機会に当セッションをご活用ください。以下のような方におすすめです。
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