
マーケティングの発想は射程範囲が広い
私は、長らくマーケターとして
人生を過ごして来ました。
そのため、何を語るにしても、
そのバイアスが相当色濃く入って
しまうことは、防ぎようがない
というのが正直なところ。
それでも、あえて言いましょう。
やはり、マーケティングの考え方、
発想は、極めて射程範囲が広く、
身に付けたら一生役に立つことは
間違いありません。
先週の土曜日に、ドラッカー学会の
年次大会に出席してきました。
ドラッカーといえば、「マネジメント」が
真っ先に思い起こされる方が多いことと
思われます。
ドラッカー関連書籍の中でも、圧倒的な
売上部数を誇るであろう『もしドラ』の
正式名称は、以下にある通り、
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら、
ですから、ある意味当然でしょう。
そのドラッカー先生は、もちろん
経営学、マネジメントの先駆者として
あまりにも偉大なる先達なわけですが、
同時にマーケティングの先駆者でも
あることは、意外と知られていないの
かもしれません。
「マーケティングの父」の異名を持つ
ノースウェスタン大学のコトラー教授が、
ドラッカーのことを評して、
私が「父」ならば、ドラッカーはさしづめ「祖父」
という趣旨のことを述べていることは、
以前にも紹介したことがあります。
そんなドラッカーの言葉の中で、
マーケティングに絡む名言として
最も有名なのは、
マーケティングの理想は、販売を不要にすること
ではないでしょうか。
こちらから一生懸命プッシュして、
何とか買ってもらうこと。
これは正に「販売」です。
それに対して、プッシュではなくプル、
つまり「買わせて!」「売って!」と
お願いされる位の立場を目指して、
お客様に働きかけをすることこそが
「マーケティング」なのですね。
--------------
マーケティングの本質はどこにあるか。
「本質」という堅い言葉を聞くと、
一気に身構える方も多いかもしれませんが、
「最も重要な部分」という程度に軽く
受け止めてもらえば結構です。
その本質部分、最も重要なポイントに
ついて、初学者にとっても出来るだけ
分かりやすく、すんなり理解できる
レベルを目指して講座をつくりました。
とはいえ、分かりやすくしようとすると
どうしても分量が長くなってしまったり、
マーケティングの講座ゆえどうしても
カタカナ語が多めになってしまったり、
完璧な出来とは言い難いのが正直な
ところ。
それでも、発売して2年半が経ち、
受講者数は670名ほどを数えており、
評価も平均4.5(5段階中)前後をキープ、
お陰様で順調といえそうです。
毎月恒例で、1ヶ月経つと期限が切れて
しまうクーポンを新たに発行し、
定価24,800円のところを、1,500円で
受講いただけるようにしております。
仕事に、人生に、様々な局面で役に立つ
マーケティングの発想とは?
一度覗いてみてくださいませ。
いいなと思ったら応援しよう!
