ターゲットを切り分けて、ビジネスの更なる成長を狙う
筋トレをしたら、30分以内に
タンパク質を摂取することで、
効率的に筋肉が体内で作られる
という。
私の場合は、筋トレと呼べるほどの
ハードなワークアウトはしていないが、
週末は大抵ハーフマラソンの距離を
走るので、直後に豆乳を飲んだり、
写真のザバスに代表される
プロテイン飲料を飲んだりする
ようにしている。
そのお陰もあってか、体はそれなりに
引き締まった状態を保てている。
ザバスのプロテイン飲料には、
一番ベーシックなフルーツ味のほか、
ココア味、ヨーグルト味、ベリー味
などが存在している。
と書いておきながら、この公式ページを
見たら、ベリー味がない。
しかも、写真にある新商品と思しき
「+SOY カフェラテ風味」
も掲載されていない。
もう一回探してみると、別のページに
見つけることができた。
調べてみて分かったのは、
新商品の「+SOY カフェラテ風味」が
掲載されているのはブランドサイト、
掲載されていないのはECサイトだと
思われること。
どういうことかというと、
ブランドサイトというのは、ブランドの
訴えたいこと、商品の詳しい説明などを
する場所である。
対して、ECサイトというのは、その場で
商品を購入する場所だ。
しかしながら、ECサイトを一応構築して
はあるものの、明治は自社の商品を直販
するよりも、圧倒的多数を小売店経由で
販売している。
なので、あくまで自社EC購入の訴求は
控えめにせざるを得ないのだ。
ザバスの各種商品は、スポーツ店、ドラッグストア、スーパー、コンビニ等でご購入いただけます。
また、こちらのオンラインストアからもご購入いただけます。
※一部お取り扱いのない店舗がございます。
こんな説明があり、更にその下には、
オンラインの販売事業者、すなわち
Amazon、楽天、LOHACOへの大きな
リンクが置かれている。
話がかなり横道にそれた。
そもそも私が今日読み解こうと思った
のは、この「+SOY カフェラテ風味」
という新商品で、明治が何を狙っている
のかである。
いつも飲んでいる「フルーツ味」や
「ヨーグルト味」には、商品名の下に
理想のカラダへ
というコピーが入っている。
それが、今回の「カフェラテ風味」では
引き締めたいカラダへ
というように変更されている。
つまり、
理想のカラダ → 筋肉をつけたい人
引き締めたいカラダ → ダイエットしたい人
というように、ターゲットを明確に切り
分けたのだ。
上記のブランドサイトでも、
この2つを左右に配置して、それぞれ
目的が違うことを分からせるような
設計になっている。
これはあくまで推測に過ぎないが、
人気が出てビジネスもそれなりに
大きくなり、更に伸ばすにはどうすれば
良いかを考えたとき、ターゲットをより
明確に分けることで、それぞれのニーズ、
ここでは
・筋肉をつける=ボディメイクのニーズ
・引き締める=ダイエットのニーズ
の双方によりきめ細かく対応することが
良いと判断したのだろう。
「カフェラテ風味」を実際に飲んでみると、
従来の「ココア味」にかなり味が近い。
「ココア味」は、ダイエットではなく
ボディメイクのシリーズに入っている
ので、もっと異なる味にしてあげた方が
混乱が少ないような気がした。
だが、恐らくは、頻繁に飲むユーザーから
ニーズを聞き出して、ボディメイクだけで
なくダイエットニーズがあるという事実を
掴んだ上での今回の展開だと推察される。
その上で、ダイエットニーズを持つ
ユーザーの味の好みも分析して、あえて
「ココア味」に近い味を選んだ可能性が
高いだろう。
半年後も、コンビニの棚に残っていれば、
かなりの成功。
逆に、数ヶ月ともたなければ失敗という
ことだ。
コンビニ棚の定点観測で、結果が判明
するのを待つこととする。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。