見出し画像

"質の高い教育をみんなに"について考えてみた

みなさん、こんにちは。
PILOT SDGsチームのCNAと申します。


今回は、SDGsの17の目標の中で、私自身が最も関心のある目標についてお話したいと思います。
冒頭で結論からお伝えしますと、それは「4.質の高い教育をみんなに」になります。
では、なぜこの目標に興味があるのかと言えば、それには大きく2つの理由があります。

なぜ興味があるのか?

理由その1

まず1つ目の理由としては、『教育こそが、人の人生に最も影響を与える要素ではないか』と考えているからです。

当たり前の事ではありますが、人は生まれた状態では知識や経験を有しておらず、その後の学習や経験を経て、成長していきますよね。

つまり、歴史に名を残すような偉人でも、はたまた市井の一般人であっても、この世に生を受けた段階では知識も経験も何も無いわけで、その後に様々な知識や経験を得て、どのように成長していくのかが重要なわけです。

勿論、全ての人が生まれながらに平等という事は無く、身体的特徴などの先天的な資質が後の成長に影響することは否めないのですが、幾ら先天的な才能に恵まれていたとしても、その才能が開花するか否かは、その後の要素が大きいのではないでしょうか。

これはあくまで可能性の話でありますが、適切な教育を受けられなかったが故に、本来有していた才能を活かすことが出来なかった(そもそも才能に気付かなかった)というケースは無数にあると思われます。
そういった自分自身の可能性を見つける機会を増やすという意味でも、適切な教育を受けるという事は、極めて重要な事だと考えます。

理由その2

2つ目の理由としては、『教育の普及・充実を目指す事が、世の中の多くの問題の解決に繋がる』のではないかと考えているからです。

具体的には、教育の普及・充実を目指す事が、SDGsでいう所の

「1.貧困をなくそう」
「5.ジェンダー平等を実現しよう」
「8.働きがいも経済成長も」
「10.人や国の不平等をなくそう」
「16.平和と公正をすべての人に」

の目標達成に繋がってくると考えられます。

そう考える理由について、例えば国や地域の教育水準を示す指標として一般的に使われる識字率について取り上げてみますと、日本は極めて高い数値と言われているものの、世界を見渡せば、50%を下回る国も多数あるというのが現状です。また識字率の低い国の男女の内訳を調べてみると、ほぼ間違いなく男性と比較して女性の識字率が低い結果となっています。

そして、識字率が低い事によって生じる不利益は様々あると考えられます。

もし文字の読み書きが出来ないとなると、外部から知識を得る機会は減少し、仕事に必要な技術や能力を身につける事が困難となり、結果として就業できる職業にも限界が生じてしまいます。

道徳や法律について学ぶ機会が無ければ、そもそも行為の違法性を認識出来ず、無自覚に犯罪行為を行ってしまうようなケースもあるかもしれません。

また、就業できる職業が限られるとなると、十分な所得を得られる職業に就業出来る機会も狭まり、もし生活が苦しくなれば、生きる為に止む無く犯罪に手を染めてしまう事にもなりかねず、結果として治安の悪化を招いてしまうことに繋がってしまうでしょう。

このように識字率の低さは様々な社会問題の原因になり得るわけですが、では何故そのような特定の国や地域の識字率が低いのでしょうか。
それには、主に3つの要因があると考えられています。

漢字の学習

識字率が低くなる要因

要因1

1つ目は、学校などの教育機関が存在しない場合です。
存在しない理由については、貧困が原因であったり、紛争などで破壊されてしまったりと様々なケースがありますが、例え存在していたとしても、遠方過ぎて通うのが難しく、結果通学を諦めてしまう場合もあるそうです。

要因2

2つ目は、女性差別の価値観に基づく場合です。
つまり、女性には早く結婚して子供を生み、家事や家業の手伝いを行う事が求められ、教育については最低限で良いという価値観により、女性の教育を受ける権利が制限されているケースは、世界中に数多く存在しています。

上記の差別は伝統的な価値観や習慣に基づいて行われている場合が多く、その考えが通用してた時代もあったのかもしれませんが、現在社会においては、男女の性差による社会的役割よりも、一人の人間としての生き方・考え方が尊重されるべきと考えます。

要因3

3つ目は、戦争や紛争等が発生して、教育を実施する社会的状況が整っていない場合です。
一般的に紛争地域で教育が適切に実施されるというのは、物理的にも心理的にも困難であるケースが多いと思われます。

上記の通り、列挙した原因はSDGsのその他の指標とも関係しており、同原因の解消を目指そうとする事は、正にSDGsが目標としている各種指標が目指す所でもあると考えられます。

もちろん、識字率は教育水準を測る一指標に過ぎす、同水準が向上したからと言って、すぐに何か問題が解決するわけでは無いかもしれません。
しかし、教育の普及・充実を目指す事は、その過程において、恐らくその他の多くの問題解決に影響を及ぼすはずです。
そして、その後適切な教育を受けられるようになった人達が、更に自分達自身の手によって問題解決を進めていく、そんな建設的な循環が生まれてくるようになると、とても素晴らしいと思います。

まとめ

以上が、私がSDGsの目標の中で「4.質の高い教育をみんなに」に最も興味を持っている理由になります。
私自身、今はまだ教育という領域について何も具体的な関わりは持てていないのですが、将来何かしらの形で関わることが出来ればと常々考えています。


■PILOT 公式Twitterはこちら
PILOT 公式Facebookはこちら

↓↓PILOT SDGs特設サイトはこちら↓↓

↓↓PILOT 企業サイトはこちら↓↓

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集