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未来のためにゴミ拾い ゴミ清掃員 滝沢秀一さんから学んだ事 【考えや行動は、ゴミに反映される】

「汚くして俺らに渡しやがって」

今を生きる子供達が大人になり 環境問題を引き継ぐ時に、こう思わせてはならない。

これは、ゴミ清掃員の滝沢秀一さんの本に書かれている言葉です。

20年後に、ゴミの処分場は全て埋まってしまうかもしれない。

50年後の海の中は、魚以上のゴミで溢れている。

これらの事を様々な本で学び、 環境問題に少しでも貢献できる様に、私は街のゴミ拾いを始めました。

その経験から、思う事があります。
近所にある美容院はガラス張りで、シャンデリアが飾られた華やかな店内が見えます。
でも その美容院の前には、常にゴミが落ちています。
ゴミを拾う度に、中にいる人は外の事は気にならないのかと思うのです。

滝沢さんはゴミ収集の経験から、以下の考えを述べています。

ゴミの分別をちゃんとしてない会社って、大体6年以内に潰れる。
ゴミの捨て方に人間性を感じる。
表ではサービスしてるけど、裏は適当でいいやみたいな。

私は、この美容院に同じ事を思います。
もちろん、悪いのはゴミをポイ捨てした人です。

でも、ゴミの問題に熱心に取り組む人達の考えを知り、見方が変わりました。

ゴミを捨てる事、拾う事。
想像力を働かせれば、人の気持ちに影響するもの、その先に繋がるものが見えると思います。

「未来の為に、大人達は何をしているの?」

子供達に そう聞かれた時、自分が答えられるものを1つでも持っていたいと 私は思います。
未来の地球の環境は これから大人になる子供達だけに任せるものではありません。

私は今では、ゴミ拾いは人間の連帯責任として取り組むと考えています。

人間の環境破壊によって、動物達は居場所を無くしています。
動物達からしたら、誰がゴミを捨てたかは関係ないからです。

ゴミ拾いの参加を人に求める気はありませんが、自分の家の前、働く店の前だけでもゴミを拾ってもらえたなら、地球の未来を少しでも良い方向へ変えられると思います。

最後に もう一度、滝沢さんの言葉。
 
考えや行動は、ゴミに反映される。

僕らは後の世代の事を考えられる権利を持った世代です。
個人で意識してやろうと思えば、ゴミは減らせる。
未来の環境を、少しでも綺麗なものとして子供達に渡せる。
僕は、見本の世代でありたい。

この記事を通して、ゴミを収集する方達、ゴミ拾いをする方達への関心が広まれば幸いです。

#未来のためにできること

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