「こども」「おとな」ではなく、「ひとりの存在する人」として目の前にいる人に関わる
みなさん、こんにちは。PIECESスタッフの佐藤麻衣です。
PIECESでは、広報や啓発担当として、SNS発信や講座やイベント等の企画開催等を行っています。
子どもたちの生きる地域に「信頼できる他者」を増やしたい
私はこの「他者」という言葉がとても好きです。
一見、「他者」と書かれると少し遠い存在のような気もしますが、私が考える他者は「誰にでもなりうる存在である」ということだと思っています。
先日、長野県にある夫の実家に帰省しました。
山に囲まれていて、元々村だった地域。
隣近所も皆知り合いで、地域を歩いていると(車に乗っていても)お互いに声を掛け合います。
帰省中、夫の姉弟や従兄弟が遊びに来てくれました。
子どもたちは何度も会っているのですが、久々に会うと最初はお互いに緊張気味。それでも30分も経つとあっという間に仲良し。
1人が「虫取りにいこー!」というと、「わたしもいくー!」
もう1人が「絵を描こうー!」というと「わたしもやりたいー!」
虫取り、水遊び、スイカ割り、花火・・・
時には取り合いのケンカになることもありましたが、娘はそのことも含めて良い経験になったようです。
こどもとこどもの関係。
こどもとおとなの関係。
おとなとおとなの関係。
子どもは子ども同士でも話したいし、遊びたい。けど、たまには大人とも遊びたいし、話したい。
それは大人も同じ。大人同士で話したいし、ご飯も食べたい。けど、子どもの様子も気になるので、そっと見守る。(子どもたちに呼ばれることも多々ありますが)
「こども」「おとな」ではなく、「ひとりの存在する人」として目の前にいる人に関わる。複雑に考えすぎてしまいがちだけど、シンプルにそれでいいのではないか。
子どもたちが生きる地域に、そんな「誰にでもなりうる存在」の人を一人でも多く増やしたい。目の前にいる人が生きやすい社会にしていきたい。
それは子どもでも大人でもどんな人であっても、お互いの存在を受け止めることができれば可能ではないか。
そんな未来をPIECESを通して実現していきたい、と心から思っています。
PIECESは、一人ひとりが持つ「市民性」の力を信じ、醸成していく活動を続けています。PIECESメイト(継続寄付者)やCforC修了生が出会った市民性の話を聞き、SNSやポッドキャストを通して発信しています。私は30人近くの方のお話を聞かせて頂き、一緒に嬉しさ、喜び、時にはこれで良かったのかなと一緒に考えたりと感情を共有させて頂いています。
最初は「自分に話せる市民性あるかな・・・」とおっしゃっていた方が、少しお話する中で「あっ、そういえば・・・!」と思い出す瞬間がとても好きです。
日常の中で気付く、見つける、思い出す、そんな市民性は誰もが持っているのではないでしょうか。
今回のクラウドファンディングを機に「市民性」を知ったという方もいらっしゃると思うので、ぜひSNSを通じて市民性エピソードも見てくださると嬉しいです。
残りの期間、一緒に市民性の輪を広げてくださると大変嬉しいですし、「PIECES、クラウドファンディングやってるよー!」とシェア頂けるだけでもありがたいです。
目標達成に向けて応援よろしくお願いいたします!
クラウドファンディング、目標達成しました!
2024年8月31日までクラウドファンディングに挑戦し、500人の方から510万円を超える支援を頂きました。本当にありがとうございました。
今回、PIECESがどうしてプロジェクトを立ち上げたのか、想いについては以下でご紹介しています。こちらもお読み頂けたら嬉しいです。