女性服 - 最近何をしたか 12/11-12/21
女性服
冬になるのでちょっと目先を変え、生まれて初めて能動的に女性物の服を買ってみた。買ったのはアウターで具体的にはダウンジャケットだ。ある店舗で見て少し気に入ったのでXLを着てみたら悪くはなかった。しかし、やっぱり少し小さいので無理かなと思ったところ、よく見るとXXLやXXXLもあると書いてある。しかしそれはweb限定ということのようで着て買えるわけではなかった。どうするか考えwebサイトでサイズを見て考えてみた。着丈と肩幅はどうにかあるが、それに合わせると他のサイズがメンズとは違う。そんなに悪くなかったXLを買うべきなのか、しかしそれはただ着てみただけでじっくりとサイズを見極めたわけではない、数値で判断するとそれよりはXXLの方がよさそうだった。そこで数値の迷路にハマる、XXLとXXXLとの差がよく分からなく、どっちでよイケるような気がしてしまう。それは自分が普段着ているものを、自分のサイズというものを、そういうことをよく知らないからだ。今回判断材料は唯一着たXLだけだ、それを基準にしてサイズ表記と併せ考えXXLという結論に至った。XLははやり小さく思えXXXLは数値的には少し大きい気がしたのだ。そしてXXLという無難な結論にたどり着いた。また購入者のレビューもあり、男性もいくらか買っているようだったし、それらも判断に加えた。
注文するとすぐにやってきた。配送は早い。これは日本のショップでは納期に断りがない限り概ねどこもそうで安心できる。中華で買うと一か月とか当たり前になってしまうので、二週間弱で届くとすごく早いと感じるくらいだ。いきなり話が逸れたが配送も早く梱包もちゃんとしていて受け取った時点でとりあえず満足だ。その日に着ることはなかったが、初めて着たとき思ったのは悪くない、いい印象だった。今まで経験するしないは関係なく、メンズや女性物というのは関係なく、単に服というくくりでしかない印象ということで、もちろんそれでいいし、当たり前だ。しかし現実的には女性物である。そのギャップを着てゆくことによってどう感じるかに興味があった。サイズの問題でも全く違う部分はあったし、それがどういうことか着れば分かるのだろうかと思ったからだ。そして着ていると分かってきた。そういうシルエットだと気づかなかったのだが、女性物のAラインとでもいうのか下に向かって広がる仕様で、そこら辺は普通の防寒のダウンと比べるとぴったり感がない。鏡で見るには別におかしくないのだが、慣れていないのもあり、腰のあたりのスカスカ感が少し不安になってしまう。また、サイズ的には大丈夫なはずだが袖丈が少し足りない。これは残念。別に気にしないで着ればいいレベルだけど、腹回りと並んで防寒的には残念だ。私の体系の問題もあるが自分の洞察力のなさも含め残念。そしてポケットとかの機能的なものがついていないのも見逃していた。別に構わないのだが、これはAラインのシルエットと並んでやはり洞察力というか観察力の欠如だ。それが自分として残念なのだ。もう一ついうと、買った瞬間にかなり値下がりしていた事実もあった。まあ、これは笑い話程度の問題だし、不可抗力でもある、そして自分には計り知れない問題だからただの残念。
買ってから何度か着てみてそういう服だということで満足はしている。それに次回以降も女性物の服を選ぶ時の参考にもなった。実際に買うかどうかは今はまだ分からないが、もっと慎重に、もっとよく見て、自分に合うものかを見極めることが必要だと思い、今回のことがその一助になったということだ。男女の差はあるが、デザイン含めて許容できるものがあるのならそれはそれで選択肢が広がり、その向こうにまた楽しい世界が広がっていると思う。その入り口に立ってみたのだと思える。
点
息が止まるような思いはドミノ倒しのゲームのように倒れてゆく。走り続けて倒れ続ける。そうしてたどり着くゴール。溺れてるんだ。浮き上がりたいけど必死でもがき、ひどく暴れるから浮き上がることはできずに沈んでゆく。ドミノ倒しのゲームのゴールも、息ができずに沈んだ後も、おなじところ。小さい点に集約された場所、箱の中の閉じた暗闇。
知のカオス
ずっと書店と一緒にいる。子供の頃の楽しみにしていた月刊誌、父親に頼まれ考えて買ってダメ出しされたゴルフの本。結局父親はゴルフをしなかった。コンピュータや、お酒、サイエンス、ファッションなどの雑誌、SFや群像、推理小説たち、たくさんのものを手にして選んできた。その場所。個々の記憶が残っているものも多く、それを愛している。
無垢とダーティ
裸のままなのは思考ではなく言葉。結局そこにたどり着いてしまう。いくら迷ってみても、いくら突き詰めて考えてみたとしても、どうしても無垢な衝動へと向かう。その土台がいくら腐っていたとしても構わず、その刹那にはなにも疑ってはいない。よごれた者から吐き出されるものが汚いとは必ずしもいえない。また無垢なものは逆を浮かび上がらせる。