19 泣くことで少し楽になれるかもしれない
今日は頭痛がして、体調もすぐれない。
それでも朝の散歩に出てみたけれど、ふと休職している自分を責める気持ちが湧いてきた。
父親の言葉が頭から離れず、心に重くのしかかっている。
心の中で、こうして立ち止まっている自分をどこか許せていない自分がいる。
その後、少し気持ちを落ち着かせようとピアノ音楽を聴いてみた。
静かな音色に耳を傾けると、抑えていた気持ちが溢れるように涙がこぼれた。
どうしてこんなに辛いのか、自分でもわからなくて、ただ泣くしかなかった。
でも、泣いたからだろうか、心が少しだけ軽くなった気がする。
散歩から帰って薬を飲むと、体の緊張も少し和らいだ。
人は時々、自分を責めてしまう。
うまくいかないことや、抱えきれない思いに押しつぶされそうになりながらも、どうにかして前を向こうとする。
でも、もし辛い時に自然に涙が出たら、それはきっと、心が「少し休ませて」と言っているサインなのかもしれない。
ピアノの静かな音楽を聴きながら涙を流す中で、自分の気持ちに触れた時間は、ただの「泣くこと」ではなく、心の負担を少し和らげる大切なプロセスだったのだと思う。
今はまだ不安や辛さに押し流されそうだけれど、こんな風に少しずつ自分の気持ちを解き放っていくことも大事なのかもしれない。
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