12 適応障害の中で見つけた絵本づくりへの道
適応障害で休職することになり、最初はただただ戸惑いと不安の中にいました。外に出るのも億劫で、何もやる気が起きない日々が続きました。でも、時間が経つにつれて少しずつ気持ちに変化が現れ、ある日ふと「絵本を作りたい」という想いが湧き上がってきました。
「絵本づくりトレーニング」を手にとって
その気持ちを形にするために、「絵本づくりトレーニング」という本を購入しました。
ページをめくるたびに、昔感じた「ウキウキ」「ワクワク」という感情が少しずつ戻ってくるのを感じました。適応障害で苦しむ中でも、こうしてやりたいことが1つ見つかったのは、とても素晴らしいことだと自分でも感じています。何かをやりたい!と思えるようになったことは、自分自身が少しずつ前に進んでいる兆候なのかもしれません。
絵本づくりで「心のサポート」を目指して
適応障害の影響で、直接人を救うことは難しいかもしれません。しかし、絵本を通してなら、もしかしたら同じように苦しんでいる人に寄り添えるのではないかと思っています。特に、心の健康に悩む人や学校を休んでいる子どもたちが、絵本を手に取ることで少しでも心が軽くなったり、新たな一歩を踏み出すきっかけになればと願っています。
感謝の気持ちと前に進む決意
適応障害という試練がなければ、この絵本づくりへの道を見つけることもなかったかもしれません。自分にとっては辛い経験でしたが、この経験が新しい可能性や、やりたいことを見つける時間を与えてくれました。今では、適応障害にも感謝の気持ちを持ちながら、絵本づくりを通して人々に少しでも希望や支えを届けられるような作品を作りたいと思っています。
適応障害で悩む方、また何かに挑戦することをためらっている方にとって、少しでも背中を押すようなメッセージになれば幸いです。
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