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16 適応障害での休職中、理解されない苦しさと葛藤

適応障害での休職生活を送っていると、周囲からの反応が思いのほか辛いものに感じることがあります。
自分では精一杯、生きることに必死になっているのに、家族や友人から「割り切ればいい」「次に進め」といった正論を言われると、まるでその苦しみが軽く扱われているようで、心が折れそうになります。

「気にしすぎ」「真面目すぎ」——その一言が突き刺さる理由


「気にしすぎだよ」「もう考えすぎないで」という言葉が、どれほどの傷を残すかを理解してもらえないのが苦しいところです。周囲にとっては励ましのつもりかもしれませんが、適応障害という状態にいると、何気ないその言葉が深い孤独感や自己否定感を引き起こすことがあります。

一度でも心が壊れそうなほどのプレッシャーや不安を抱えた経験があれば、きっともっと共感してもらえるはず。でも、それを話しても、未経験者には理解しづらいことかもしれません。それでも、痛みを隠さず、自分の辛さを表現することも必要だと感じています。

休職中に楽しんではいけない?


また、「休職しているなら、外で楽しむべきではない」という考えも根強くあります。確かに、働くことから離れている立場として、周りの目や批判を気にしてしまう自分もいます。でも、適応障害は、ただ何もしないでいるだけで回復するものではありません。新しい環境に慣れたり、気分転換をしたりすることが、少しずつ心の安定を取り戻すきっかけになるのです。

「回復のための小さな一歩を大切に」


今、私にとって大切なのは、他人の期待や評価ではなく、自分の心と体を取り戻すこと。無理をせず、自分にとって少しでも心が和むことや楽しめることを見つけていくことだと思っています。周りがどう思うかは関係なく、自分が前向きに生きられるようになるための一歩を、少しずつでも進めていければと思います。

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