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私はあなたを信じている!

みんな閉塞感の中毎日過ごしています。苦しかったり、辛かったり、しんどかったりネガティブな感情が沸きやすい今です。いいことだってあります。新しいつながり方を発見できたり、毎日当たり前だと思っていたことがすごく尊いことだと感じたり。でもプラスマイナスでやっぱりマイナスになってしまう感じがあります。

私もやっと踏ん張って立っている感じがあります。ムスコがとうとう「学校に行きたくない」と言い出しました。なんとなくそういう気配は昨年からありました。でも少しずつ状況が改善される感じもあったり、不安の風船が大きくなったり、小さくなったりしながらなんとか持っていたのです。しかし、再度の緊急事態宣言、学校での陽性者が出て、臨時休校、さらなる制限の加わった学校生活、もうパンパンだったのでしょう。今日の学校に行きたくないという声は、彼の悲鳴に聞こえました。涙ぐんだムスコを抱えて、泣いていいんだ、声出して泣こうとぎゅっと密着しました。わんわん泣いたムスコ。少しスッキリしたよう。

そして、どうしたらいいか考えました。彼は明日は休みたい、疲れているみたい、ゆっくりしたい。と8歳の子がしっかり言った意見を受け入れました。そして、「ママは信じている。何があったって信じている。生きているそれだけでいいんだ」と言いました。ムスコはニコッと笑いました

実はこの言葉は私が25年前に恩師に言われた言葉ですフランクルの「夜と霧」を紹介し翻訳本を書かれた心理学者の霜山徳爾先生は私の恩師です。20代の半ば、仕事にも私生活にも疲れ果てて、泣いて先生に電話したことがあります。何を行ったかは覚えていませんが、霜山先生が「私はあなたを信じている、生きているだけでいいんだよ」と言ってくださった言葉は今でも色あせることなく私の中に生き続けています。

今日その言霊をムスコに渡しました。こころの栄養になってくれればいい。そう願っています。そう信じています。疲れている皆さん、自分を信じてください。私たち生きていることがすごいのです。それだけでいいのです。それを声に出していってみてください。きっと少しこころの中に温かさが生まれるかもしれません。

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