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企画応募 | ロシア語と遊ぶ本。| #好きな本について語り合おう



(1) ロシア語への関心


 私がnoteを始めたのは、およそ2年前のことですが、その頃、ロシア語の勉強をしていました。
 英語は中学生の頃から好きになり、今でも(細々とではありますが)学習をつづけています。

 英語の場合は、世界で最も広い範囲で使われていますし、文系・理系を問わず受験でも必要な教科ですから、「なんで英語なんて学ぶ必要があるの?」と言う前に避けては通れない言葉です。

 そして、大人になって実際に使うかどうかはともかく、「I love you.」が「愛してる」で、「This is a pen.」が「これはペンです」を意味することくらいのことは、誰でも知っている。



 流暢に話せるかどうかはともかく、まったく英語がわからない、英単語を1つも知らないという人はほとんどいないでしょう。また、心のどこかでは、英語ができるようになりたいと、人生の中でネイティブではない日本人なら誰でも思ったことがあるに違いないはず。それは、日本人が「語学力」ということを口にするとき、だいたい「英語力」のことを指している場合が多いことからも分かります。

 だから、ほとんどの日本人にとって「外国語=英語」であって、英語さえいまだに使いこなせないのに、英語以外の言語を学ぶことは時間のムダではないか?他の外国語を学ぶ時間があるならば、英語に特化したほうがいい。あえて英語以外の言葉を学ぶなら、ビジネスで使う可能性のある中国語だろう、みたいな雰囲気があります。
 実利を考えるならば、そういう考え方も間違っているとは思いません。

 しかしながら、語学というものは「役に立つ」とか「役に立たない」とか言う前に、とても楽しいものです。
 言葉というものは、考え方のベースとなるもの。一朝一夕で身に付くものでもないですし、特に母語以外の言語では、一生かけても自由に使いこなせるようになるかどうかわかりません。だから、楽しむことが目的で、趣味でやるならば、完璧を目指す必要はありませんが、その代わり、とりあえずの目標はあったほうがいいかもしれません。


 前置きが長くなりました。
 英語以外の言語に興味をもつきっかけは、仕事などで使わざるを得ない場合を除けば、「海外旅行へ行くから」「映画を字幕なしで見たいから」という場合が多いでしょうか?

 私がロシア語にきっかけを持ったのは、ドストエフスキーの作品(五大長編、白夜・鰐などの短編、「作家の日記」などのエッセイ・評論)を一通り読み終わった頃でした。
 英語やドイツ語でも(ほんのわずかですが)ドストエフスキーを読みましたが、やはり未知の言語であるとはいえ、ロシア語で読めたらいいな、という思いがありました。 

 もちろん、スラスラと読むことではなく、少なくとも、日本語とロシア語を並べたとき、何処の文と何処の文が対応しているんだろうくらいが分かればいいな、くらいの気持ちでした。


(2) ロシア語関係の本


ロシア語文法書


 いちばん最初に買ったロシア語の本は、沼野充義(著)「NHK 気軽に学ぶロシア語」。キリル文字に不馴れな初心者でも読めるように、すべてフリガナがふってある。


東一夫・東多喜子「標準ロシア語入門」(白水社)。
この本にはCDがついているので、文字を見ながら学習できる。


Brian Kemple, Essential Russian Grammar, DOVER

英語で書かれた、ロシア語初級文法書。持ち歩くのに便利。電車の中で勉強するなら、これ。


ロシア語辞書(露和辞典)


はじめて買った露和辞典。
米重文樹(編)「パスポート露和辞典」(白水社)。見出し語にはフリガナあり。

二冊目に買った露和辞典。
博友社「ロシア語辞典」。
発音記号のみ。


ロシア語単語帳


英語の単語帳とは異なり、書店にもそんなに多くの種類はいない。だから、見かけた時には買うようにしていた。
買ってもたまに眺める程度だったりしますが。


(3) ロシア語の最終目標


ドストエフスキー「罪と罰」、ロシア語版。いつか読める日が来るだろうか?
積ん読のまま、終わる可能性が大きいが、老後の楽しみのひとつではある。

私のロシア語は、英語学習のモチベが落ちたとき、英語以外の言葉に触れる、みたいな感じです。
英語で挫折しても、ロシア語で「超挫折」すると、「英語のほうができる」と思える。それで、不思議と英語の学習をつづけられている。


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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします