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読まないと読まれない

 本を読むとき、私はその著者の文章を読みたくて読むだけ。買った本であれ、図書館で借りた本であれ、基本的には同じ。面白くても、面白くなかったとしても、著者に何か見返りを求めることはない。

 けれども、SNSで他の人の文章を読むときは、自分の文章も相手に読んでもらえることを心のどこかで期待する。もちろん、読みたくて読むわけだが、相手からなんのリアクションもなければ、次第に読まなくなっていく。


 いま上に書いたことは当たり前のことなんだけど、noteをはじめた当初はわからなかった。一生懸命に書いてもほとんどなんのリアクションもない。その一方で、「えっ?なんでこんなありふれたことしか書いていない記事が読まれているの?」と思うことが度々あった。しかし、いま思い返してみると、当時私がたくさんの人に読まれていると思い込んでいただけで、本当は大して読まれていない記事だったのではないか?、と考えている。

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