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超短編💘「家電小説集」💖📷❤️📠👩❤️💋👨📻💋🎥💏📡
[1]カップ計測器つき扇風機
Fans gauging the size
of breast
たかが扇風機とあなどってはいけない。
もちろん、基本的には、風を吹かせるためものではある。しかし、風の強さを強弱ではなく、「オ○パイのカップ」で表示するというepoch-makingな扇風機が発売された。
「えっ、どういうこと?」と思ったあなた。そんなことも今までの長い人生の中で考えたことがなかったのですか?
車の窓から、手を出すと、手のひらに風圧を感じるでしょう?当然、スピードが上がれば上がるほど、手のひらに感じる風圧も大きく感じられる。
例えば時速30kmのときの手のひらに感じる風圧を「Cカップ」だとすると、時速60kmは「Fカップ」と表現できる。
扇風機を単に風をおくるためのもの、という発想からの転換。
ひとり寂しく生きている男性にとって、扇風機で「おっぱ○」を感じられるなんて素敵だと思いませんか?
affordanceという言葉がある。
例えば「机」はものを書いたり、読んだりするための「家具」だが、高いところに手が届かないとき、脚立がわりに使うことができる。これは机のアフォーダンス。
扇風機のアフォーダンスとして、「おっぱいを感じるための道具」って考えたって悪くはないでしょう?
おっと、今日の風の強さはGカップ。同じ設定の扇風機が10台あれば、10Gだって可能だ。扇風機で「お○ぱい」だけでなく、宇宙旅行🚀したような気持ちになれるかも?
[2]思想もパクるボイスチェンジャー
Voice-changing machines
imitating thoughts
ある有名人を真似するとき、その人の風貌や口癖を模倣することを凡人は考えるだろう。
「物真似とは、風貌と口癖を真似るだけだ」と考えると、物真似することに飽きてくる。もともと風貌が似ていないと、そもそもいくら努力しても無駄なような気持ちになる。
「口癖」あるいは「話し方」も、真似はできるが、一言二言真似せたとて、会話が成り立たない。
そこで、誰が話しかけても、「モード設定」をすれば、3D printerで、真似したい人物の「着ぐるみ」を自動的に製造し、真似したい人物が言いそうなことを、自動的に翻訳してくれる「ボイス・チェンジャー」が開発された。
簡単に言うと、「タモリ的物真似」が誰でもできる家電である。
かつてタモリさんは「寺山修司」の物真似をしていた。寺山さんの表情や仕草だけでなく、タモリさんは寺山さんの「思想」もパクった。名人芸である。
それが、いまでは「寺山修司」という「モード設定」をするだけで、一家に一台「寺山修司」を作り出すことができるのだ。
How much?
あなたなら、「新家電」にいくら支払うことができますか?
[3]男性機能測定器
measuring the value
of men's functions
パルス・オキシメーター。
指を入れるだけで、酸素濃度が測定できる機械。けっこうワイドショーなどで話題になった。
この発想にインスピレーションを受けたひとりの男が、男性の「あれ」を入れれば、「男性機能」の測定ができるはずだと考えた。
あれを機械に突っ込む。
そうすると男性の「あれ」の、大きさ、硬度、糖度が数値化されて出力される。いわゆる「イー・ディー」で悩む男性も多いことだろう。
自覚症状がなくても、進行している可能性は十分にありえる。
①かつてより、大きくないのではないか?
②かつての硬度と今の硬度の📈折れ線グラフ。
③「糖度」。糖尿なら、糖度が異常値を示すかもしれない。また、女性から「あれ」自体が嫌われているのではなく、「甘さ」が快適でないことが本当の理由かもしれない。
なかなか「あれ」の話を他人に話すことは恥ずかしいものだ。実用化されれば、一家に一台の必需品になるかもしれない。
*もうそろそろ「新三種の神器」が必要ではなかろうか?
VUCAの時代を乗りこえよう!
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