
読書 | 高木敏子「ラストメッセージ」~ガラスのうさぎとともに生きて~
図書館をブラブラしていたら、見覚えのある名前が目に止まった。
高木敏子さん🤔
手にとって表紙を見てすぐに思い出した。あぁ、「ガラスのうさぎ」の…
小学生の頃、たしか学校の課題図書になっていて読んだ記憶がある。本は今でも家にあるはずだ。
借りて家に帰ってから読み始めた。
そしてその時、出版社がメディアパルさんだということに気が付いた😊。なにか縁を感じました。
https://note.com/mediapal/n/nf87b180d2371
高木敏子さんは、お母様や妹さんを空襲で亡くしました。その上、お父様までも機銃掃射で亡くしました。お父様は47歳でした。
朝まで元気だったお父様は、機銃掃射の弾が三発も当たり、こめかみに当たったのが致命傷になりました。
まだ10代の女の子が、火葬許可証と埋葬許可証をとりに役所まで行っただけでなく、火葬に使う薪までも自分で用意しなければならなかったというお話が淡々と描かれています。
クラスメートに声をかけ、家にある薪を一本、二本と集めたとのことです。
いま現在も、戦争の最中にある子供たちに思いを馳せるとき、いつまでこのような悲劇が繰り返されるのだろうと、身につまされる思いになりました。
戦争が始まった当初は、大きなニュースになるのに、人々の関心は薄れていきます。1人1人にできることは大きくありませんが、少なくても「戦争を忘れない」という気持ちをみんなが持つことで、反戦という機運を高めていけるのではないか、と思いました。
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