青ブラ文学部募集要項
静寂を破る放屁の音が部屋中に響きわたった。ほんのりとした香りが部屋に漂った。しかし、彼は何事もなかったかのように私の肩を抱き寄せた… …
静寂を破る放屁の音が部屋中に響き渡った。盲腸炎の手術が終了してからはじめての快音であった。心配していた両親はニッコリと笑った… …
静寂を破る放屁の音が部屋中に響き渡った。一瞬お坊さんのお経が途切れた。クスクスという笑いが静かにひろがった。故人をしのぶ場がポッと明るくなった… …
「なんかさぁ、どれも趣旨に沿っていないような気がするんだけどなぁ。何かコメディというか、ハートウォーミングな話になってしまっている。オレが求めたのは『シリアス』な話なんだけどなぁ」
「それは最初から予期できたことではないですか?だから私は反対したんですよ」
「確かに難しすぎたかもしれないが、新しい文学の試みだったんだがなぁ。やっぱりオレの感性は、時代の先を行きすぎたんだな」
「いえ、そんなことないですよ。ただあなたがズレ過ぎているだけですよ」
こんな企画に応募するヤツなんて、いるわけないよなぁ。絶対に。絶対にな。。。
青ブラ文学部募集要項
①「静寂を破る放屁の音が部屋中に響き渡った。」という1文で始まる「シリアスな」短編小説を書いてください。
②文字数は、①の文も含めて400字から1500字の間におさめること。
③「#青ブラ文学部」のタグを付ける。可能なら、この記事を埋め込む。埋め込めないときは、その旨をコメント欄へ。
④ 2023年5月28日(日)午後9時までに投稿。
⑤投稿された作品は「山ちゃんランキング・マガジン」に収録します。
⑥最優秀作品には、作者の方のアイコンを浮世絵化したイラストを贈呈いたします。
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