詩 | 反転の論理
つらくって つらくって
悲しくって 悲しくって
すべてのことに No ! って
叫んでいた
けれども
つらい思いをするのも
悲しい思いをするのも
つらい かなしいと叫ぶことにも
疲れきってしまった
いっそのこと 死んでしまおうか?
この世を消すことは簡単なことだ
私が死んでしまえば
なにもかも消える
悲しみも つらさも
イヤなことも イヤな奴も
みんな みんな 私の世界から
消してしまうことができる
でも どうせいつか
みんないずれ
この世から消えてしまうならば
別に今 死ぬ必要はないではないか?
人に傷ついたって
人を傷つけたって
どうせ いつか
なにもかも消えていく
だったら どんなに生き恥をさらそうと
生きられるだけ生きてみよう!
この世が楽園ではないならば
この世の荒野に 私の花を咲かせてみよう
美しくなくてもいい
醜くてもいい
一輪の私だけの花を
この世の荒れ地に咲かせてみよう!
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします