イラスト詩 | 一人の幸せ
夜道をひとり歩いていたら
光と雨が降り注ぎはじめた
聞こえるのは降りしきる雨
そしてコツコツという足音
自分の歩く音だけ聞こえる
そこに風の音がくわわった
髪の毛が風に靡きはじめた
傘をさしているのに徐々に
服がぬれて重くなってきた
早くおうちに帰らなくちゃ
上着を脱いでとりあえずは
お風呂に入って温まろうか
あら、まあまあ、下着まで
びしょびしょになっていた
でもそんなこと気にしない
濡れるのも楽しみに変わる
あ、あったかいあったかい
これがあるから生きている
お風呂に入ればひとりでも
十分に温かみを感じられる
昔は報われない人に惚れて
一人ベッドで彼が来るのを
ずっと待っていたけれども
風呂があるから男はいらない
お風呂に抱かれて生きている
私ってさみしい女かしらね😊
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします