韋応物の詩で遊んでみた
韋応物( いおうぶつ、737-793 )は、中唐前期を代表する文人。
君を懐うは秋夜に属し
散歩して涼天に詠ず
山空しくして松子落つ
幽人応に未だ眠らざるべし
きみをおもうはしゅうやにぞくし
さんぽしてりょうてんにえいず
やまむなしくしてしょうしおつ
ゆうじんまさにいまだねむらざるべし
川合康三[編訳]「中国名詩選(中)」岩波文庫pp436-437より
①英訳して遊んでみた
One autumn night reminded me of you.
Feeling cool, I read a poem aloud when I was taking a walk.
No sound could be heard in the mountain and I saw a pinecone fall.
You must have stayed awake.
②短歌を作ってみた。
秋の夜に
君を思ひて
散歩せり
松に思ひを
託し給ふか
③俳句を作ってみた。
密かなる松子知らせし君の声
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします