エッセイ | 収集癖、人それぞれ。古墳集め。
子どもの頃、いろいろなものを集めていた。
最初に集めたのが、ガチャガチャのウルトラマンに出てくる怪獣。その次は、ミニカー。たしか、トヨタの車は全部そろったと思う。そのあとは、キン消し(キン肉マン消しゴム)。これもだいたいすべての超人がそろったと記憶している。
しかし、盛岡から引っ越しするときに、親が勝手に捨ててしまった。今売ったら、きっとそれなりの額で売れるのではないだろうか?とも思うが仕方ない。
マルクス的な言い方をすれば、キン消し等は、「交換価値」はあるけれども、「使用価値」はない。
子どもは「交換価値」あるものを集めたり、人に見せびらかすといった「顕示的消費」(ソースティン・ヴェブレンの言葉)をするのが好きだ。
では親は何を集めていたか?というと、「使用価値」のあるもの。
キン消しを捨てた親が集めていたのは、お中元やお歳暮で頂いたものの「包装紙」。セロテープをきれいに剥がして、何枚も集めていた。あと、それに付随する「プチプチ」(正式名称は知らない)。皿などを割れないように保護するヤツ。暇潰しの定番だったヤツです😄。
まぁ、一応「使用価値」があると書いたけど、包装紙にしても、プチプチにしても、使いたいときにはどこにしまったのか分からないし、変色していて使えないことが多い。要するに、使用価値がなくなっているときが多い。
今、何か純粋な楽しみとして、コレクションしているものはありますか?
あとで高く売ろうとか、そういう気持ちを持たずに。純粋に集めることが快感になるようなもの。
あ、でも今は断捨離してる人も多いから、モノは捨ててしまう人が多いかもしれませんね。モノより、旅行とか体験という「コト」を集めている人のほうが多いかもしれません。
最近行っていないけど、私は「古墳」を集めるのが、ささやかな趣味です。
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