詩 | 胸が張り裂ける
いちばんスキな人が苦しむとき
元気になってほしいと願う
願っても願っても
笑顔から遠ざかる一方ならば
元気になってもらうことはあきらめ
せめて愛する人の苦しみの
何百分の一かだけでも
共有したいと願う
僕はなにも理解できないまま
1番スキな君は僕に
元気に笑えと言った
僕が笑えば
君はホントに元気になるだろうか?
君の言葉を信じて笑いたいけど
傷ついた君を思うと
僕にはどうしても笑えない
君を元気にすることも出来ず
笑うことも出来ない僕は
ただただ途方に暮れている
君はどれだけ傷ついたんだろう?
どれだけ傷つけられただろう?
君に語りかける言葉は
すべて空回りするばかり
キュンと締めつけられる心臓は
なにも出来ない僕の無力さだけを
僕に教えているかのようだ
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