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夏っぽい俳句・短歌



⛱️俳句の部🏖️


彼残し泳ぎ疲れて緩む紐

かれのこし|およぎつかれて|ゆるむひも


破局して誰も気づかぬ日焼け跡

はきょくして|だれもきづかぬ|ひやけあと


遊泳も風呂と変わらぬ温暖化

ゆうえいも|ふろとかわらぬ|おんだんか


「待て」のあと締め付けられて落ちる夏

まてのあと|しめつけられて|おちるなつ
(柔道の話)

昨日見た柔道の試合での出来事。
選手より審判の判定に疑問をもった。


ブンブンと蚊も飛べぬ熱耐える夏

ぶんぶんと|かもとべぬねつ|たえるなつ


抱負など覚えちゃいない夏休み

ほうふなど|おぼえちゃあいない|なつやすみ

1月の誓いなど覚えちゃいない。。


アァあれはシダレザクラの葉の黄色

あぁあれは|しだれざくらの|はのきいろ

花が咲いてないと、夏のシダレザクラには気が付きにくい。


手を挙げた女の脇に毛一本

てをあげた|おんなのわきに|けいっぽん
(どんなに気を付けていても…)


潮風に君を感じた白ワンピ

しおかぜに|きみをかんじた| しろわんぴ


夕立の音と紛いし水しぶき

ゆうだちの|おととまがいし|みずしぶき

夕立かなと思ったら、池の魚があげた水しぶきの音だった。


灼熱の砂上を歩むTバック

しゃくねつの| さじょうをあゆむ|てぃーばっく

過去作。私史上、最高傑作との呼び声が高い🤣。


🏖️短歌の部⛱️


あなただけ
幸せならばと
言ったけど
並んでビーチ
歩きたかった


バカじゃない?
ホントに思って
いたけれど
それも言えない
ひとりの夏よ…


横顔に
キラリと光る
汗ひとつ
ハンカチ渡す
君の優しさ


一本の
傘にふたりは
入れない
暑いですねと
傘はつかわず


気がつけば
いつもとなりに
君がいた
何度目の夏?
君に決めたよ


からだだけ
近づいてれば
満たされた
二十歳の夏の
恋じゃない恋


クーラーの
きいてる部屋で
マッチング
探してみては
すぐにデリート


#自由律俳句
#今日の短歌
#夏だね
#俳句
#短歌

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