真の教養とは
おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。
本日は、「真の教養」について、
記事を書いていきたいと思います。
前回の記事に引き続き、哲学者ヒルティの教えのもと、
私の考察を交えながら、説明していきます。
まず最初に、教養とは、
精神的満足に直結する要素であると説いています。
精神的満足とは、心が満たされいる状態であり、
「足るを知る」という心の状態を指していると考えます。
どれだけ博学で、知識が豊富でも、
心が満たされていないのなら、教養があるとは言えないのです。
そして、教養は、一挙主一投足に滲み出るとも説いています。
教養は脳内にあるのではなく、その人の些細な行動に表れるという
意味だと考えます。
ヒルティは真の教養人について、このように定義しています。
「真の教養人は、うわべだけの贅沢な服装、住居、食事に興味がない」
この言葉を読んで、私は教養についてここに全て含まれていると感じました。
真の教養は外にあるのではなく、内にあり、内とは心を指し、
心が満たされていれば、外部要素に重きを置かなくなるということ。
教養があるから良いのではなく、教養があることによって、
心が満たされ、本当に必要な物が的確に判断できるといえます。
ここからは、教養における、7つのお教えをお伝えします。
①気品とシンプルさを心がけよ
②よく本を読む習慣を身につけよ
③自分や自分の商売を、必要以上に大きく見せるのはやめなさい
④働くことは、自分以外の誰かを助けることである
⑤仕事のしすぎは怠惰と変わらない
⑥お金は目的ではなく、手段である
⑦真の教養人は、マウンティングしない
いかがでしょうか?
あなたはいくつの項目を普段できていたでしょうか。
今の自分に不足しているなという要素があれば取り入れてみてください。
私が意識しようと考えた項目は、⑤です。
仕事のしすぎは怠惰と変わらない。
まさに、仕事に逃げている状態や、仕事をしているだけで
自分は評価されるに等しいと考えてしまうことがあります。
仕事はあくまでも、生きるための手段であり、
自分の生きがいの要素の一つにすぎない。
仕事を理由に、身近な人との大切な時間を確保しようとしない、
とりあえず仕事をやっておこうという雑な姿勢は怠惰に等しいですよね。
時間は有限であり、大切です。
今あなたが本当に大事にしたい存在に適切に使えていますか?
この記事をきっかけに、時間の使い方も見直せると幸いです。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。