スクワットと腰痛〜犯しやすい3つのミスとその解決策〜#1バットウィンク編
本記事の内容
過去作であるスクワットと腰痛を発刊して約8ヶ月以上が経過しました。前回の記事では、スクワットと腰椎の運動に着目して腰痛を紐解く記事を書きました。今回はスクワットで起きやすいテクニカルなエラーや動きの問題からそれがどのように腰痛に繋がるのかを紐解いていきたいと思います。
記事の信頼性
#1 :バットウィンク←今回はココ
#2 :お尻が先に上がる
#3 :呼吸
バーベルバックスクワット(以下スクワット)は、背中の上部にバーベルを担ぐために腰椎に非常に大きな圧縮力を生みます。
そしてその圧縮力はアライメントの変化や、モーメントアームの長さの変化、腹圧の変化によって非常に腰部へストレスをかけます。
今回は、スクワットで腰部に負担をかける犯しやすい代表的な3つのミスを例にとりそれぞれ解説していきたいと思います。
ではいきましょう!
バットウィンクとは?
バットウィンクは、スクワットで非常に多いミスの1つです。
バットウィンクは、スクワットのボトムポジション付近で起こる骨盤の後傾と腰椎の屈曲です。ボトムポジションからの切り返し時に起こることが多いため一瞬ですが腰椎、特に椎間板に非常に高い負荷をかけます。
バットウィンクが起こりやすい要因は3つ、
① 股関節の可動域制限(筋、骨構造の問題)
② 腰部の安定性低下(腹筋、背筋、腹圧、筋の長さ、太さ、硬さの問題)
③ 足関節の可動域制限
①と②については、noteで詳細を説明させて頂いているので気になる方はコチラをご覧下さい(8章 スクワット“腰椎屈曲による痛み”を解説)!
今回は③の足関節の可動域制限について、少し解説していきたいと思います。
スクワットのような重さを上背部に背負ったトレーニングは重心の位置は重量が重くなればあるほどバーベルに近くなり、そこから落ちる重心線は基本的には足部の中心でコントロールされます(ここでは規定されるという言葉を使います)。
その規定された状況下でそれぞれの体節をコントロールしてバランスを保っているわけです。
なので一部の関節の可動域が制限された状況下では、その可動域制限により起こったバランスの補正を別の関節がしないといけないわけです。
この別の関節の動きの1つがバットウィンクであり、逆にいうとバットウィンクがなければ規定から外れる→バランスを崩すこととなります。
【図解】バットウィンクのメカニズムを理解しよう!
では具体的に図を用いて説明していきます!
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