在宅鍼灸師が介護予防教室で講師をする上で必要な実践術
こんにちは、HAMTライターのてっちゃんこと白石です。
前回では、行政と連携し地域で活躍するために必要なアクションをお伝えしましたが、今回も前回に引き続き”地域で活躍したい在宅鍼灸師”に向けた記事になります。
今回はさらに、「実際に行政と連携し介護予防教室をやることになった際、何をしたら良いのか」について解説します。鍼灸師にとって介護予防教室は地域の方に対して活動する上で必須スキルになります。
私自身、介護予防教室での経験は比較的多くありますので、その経験をもとに具体的なアドバイスをお伝えしますね。
7/10開催する下記セミナーではもっと詳しく解説しています↓
1.本気度を決めよう
介護予防教室で最もポピュラーなプログラムでいうと「シニア向け体操教室」かと思いますので、これを例に考えてみたいと思います。
あなたは世田谷区で活動する鍼灸師だと仮定します。近隣の地域包括支援センターとは日頃から交流があり、今回「シニア向け体操教室」の講師として依頼されました。
「〇〇さん、来月近隣のお年寄り向けに体操予防教室の講師をやってもらえませんか。お年寄りでも出来る簡単な体操でお願いします。」
こんな感じで依頼されたとしたらあなたならどう感じますか?
この依頼、確実に失敗しか見えない案件なんですが、こんな感じで依頼されることがほとんどです。地域包括支援センターの方も介護予防教室の運営に関して学んだことがある訳ではないので、”とりあえずやってみる”というスタンスで戦略も何もありません。
こういった依頼を頂いた時、私の中でどういった選択肢が思い浮かんでいるかというと、
介護予防教室の理想的なカタチとしては「A」であることは間違いありません。また、「継続したい」と考えている地域包括支援センターの方は多くいる一方でリアルな現場の話でいうと継続に向けてすべきことが見えていない(目標が見えていない)方に対しいくら説明しても上手くいかないこともほとんどです。
なので、「B・C」のようなある種、諦めのような選択肢も将来的に「A」へ繋がればいいので、必ずしもネガティブではないと思います。
「継続するつもり」なのか、「自分自身の経験値アップ」なのか、「つながり作り」なのか、によって本気度を決まります。
2.戦略を立てよう
本気度が決まったら続いて”戦略”を考えていきましょう。
個人的には”戦略が全て”というくらい重要だと考えています。
そのために必要なアクションとしては、「どんな人に対し届けたいのか」を明確にすることです。明確にする上でおすすめな思考法としては「ターゲッティング」と「ペルソナ」の設定です。
⑴.ターゲッティングとは?
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