夏を待っていたら8月が来た。
梅雨明けを薄々感じはじめていた7月の後半から感じはじめていた気配は
いつのまにか気候を覆い尽くして、街に出る人々の服装を一変させた。
今日も昨日も、救急車が疾走している。。。
きっと僕は、あの年の夏に何をしていたかなんて思い出せない。
iCloud のデータフォルダをスクロールしなきゃ思い出せないことがたくさんある。それでも、過ぎ行く時間を何かで埋めていく作業は人間が故に残された特性であり特権なわけで。
虚しさをまぎわらすためなのか何なのかも分からず、アイスを頬張りながら
夜のブランコに揺れる名もない熱帯夜があってもいい。
思い出せないいくつもの日々。
刹那の連続性、自分の余命。
そこに何を埋めるのか。
自ら選んでいる人は、名もない日々だって
感情の揺さぶりぐらい思い出せるんじゃないかな。
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