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「ヴェルサイユ宮殿」への道のり サン・ラザール駅からヴェルサイユ・リブ・ドロワ駅まで

こんにちは。フォトグラファーのnonです。
海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
こちらでは、これまでに旅した写真日記を書いていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

パリ、サン・ラザール駅からヴェルサイユ・リブ・ドロワ駅までの道のり編です。

パリ市内からヴェルサイユ宮殿へ列車で行く場合、以下の3通りがあります。

1.「RER(高速鉄道)」のC線に乗って「Versailles Château Rive Gauche 駅」下車。乗車時間は30分程度。駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩15分程度で駅から一番近いです。

2.モンパルナス駅から「SNCF」のN線に乗って「Versailles Chantiers 駅」下車。乗車時間は15分程度。駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩20分程度です。

3.サン・ラザール駅から「SNCF」のL線に乗って「Versailles Rive Droit 駅」下車。乗車時間は29分。駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩25分程度です。

乗車時間+徒歩時間よりも、乗車駅までのアクセスを考えると、どこのホテルに滞在しているかが大きいです。

私は3のサン・ラザール駅から乗りましたが、ホテルから近かったこともありますが、下車駅から宮殿まで旧市街の街並みが楽しめるといったことがあります。他の駅だとマクドナルドがあったりして雰囲気がちょっとな感じです。

朝6時半に起床、ヴェルサイユ宮殿に向けて7時にホテルを出発。
前夜が夜景巡りで0時を過ぎていたため、5時間くらいしか眠っていません。

SNCF(フランス国鉄 Societe Nationale des Chemins de fer Fr
ancais) のサン・ラザール駅を目指してトロンシェン通りを歩きます。

7時過ぎのパリの街はまだ活動が始まっておらず、ゴミの収集係の人くらいしか通りにはいません。

昼夜賑やかなプランタンも静まり返っています。

サン・ラザール駅が見えてきました。ホテルから徒歩10分少々で到着。

サン・ラザール駅

当初のスケジュールでは、朝食はサン・ラザール駅のビストロカフェ“ラザール”で、朝食セット(パン・サラダ・ドリンク)を予定していました。人気ホテル・ブリストルの“エピキュール”3星シェフエリック・フレションの店です。

ところが、10日間の弾丸旅行の9日目で疲れがピークに達していたのに加え、睡眠不足で食欲もなく、スーパーマーケットで何か軽いものを買って、電車内で食べることにしました。

駅の自動販売機でモビリス1日券(ゾーン1−4)を買いました。

7:44始発のヴェルサイユ・リブ・ドロワ(Versailles Rive Droit)行き(所要29分)がボードに記載されていましたが、まだホーム番号はブランクです。
事前に何番線か決まっていないのは、日本ではあり得ないので驚きです。しばし、ウロウロと待機です。

平日7時過ぎだというのに人も疎らです。パリの街は朝の開始が日本やNY、Londonよりも1時間以上遅い感じです。

ところで、フランスの国鉄に乗るうえで大事なことがあります。ドイツも同じでしたが、改札がホームに無いため、無賃乗車ができてしまいます。降りる駅でも改札はありません。しかし、時々車内で車掌が巡回して、切符が無いと法外な(合法なので法外ではないか)罰金を払うことになります。また切符を持っていただけでは罰金となり、刻印していなければなりません。

そこで、打刻機を探したのですが、どこにも見当たりません。ホームをくまなく探してようやく一つ見つけました。最終的にこの打刻機しか結局見つけられませんでした。そんなに大事な打刻なのに、現地の人は定期券のようなものを使っているのでしょうか。。。

しかし、この機械、日本人の感覚だと吸い殻入れかゴミ箱くらいにしか見えませんね。さらに、使い方がわからないのです。バスだと切符を差し込む穴があり、入れることでガチャンとなるわけですが、こちらは右側が開いていて、それが何のためなのか全く不明です。万一打刻に失敗して法外な罰金を払わされたのではたまったもんじゃないので、駅の係員を呼んでやり方を教わりました。右側から切符を左にスライドさせてガッチャンとなるわけですが、単に穴だけで差し込み式の方が失敗がなくて安心な感じがしました。

発車5分前にホームが表示されました。3番線です。

ところが広すぎて、27番線まであるのです。しかも3番線は端っこです。5分で皆どうやって乗れるのか不思議です。
高齢者や車椅子の方は無理だと思うのですが。

色々なカラーの列車が停まっています。一体どれなの?と焦ります。

3番線・・・ありました!これです。

ヴェルサイユ・リブ・ドロワ(Versailles Rive Droit)駅は、前が出口になるので、最前車両に向かって歩きます。

長い・・・ひたすら歩きます。「Danger」とはフランス語から来た外来語だったのですね。因みに「Sortie」とは出口。
「Sortie」は軍事用語でもあり、出撃を意味するそうです。英語の軍事用語でもあり、語源は同じようですが、後方の拠点から航空機や艦艇、もしくは部隊といった単一の軍事ユニットを派遣する事を意味するようです。

振り返ると、長〜いです。しかも、2ユニット連結なので、一体どれくらいの長さなのでしょう。

8時10分過ぎに、ヴェルサイユ・リブ・ドロワ(Versailles Rive Droit)駅に到着しました。所要29分。

途中、大学生たちが乗り降りしましたので、沿線に大学があるのかもしれません。

因みに列車内にはトイレはありませんでした。ひょっとしたら長〜い連結車両のいずれかにあったかもしれませんが、日本のように車両間を移動できない仕様になっていましたので、いずれにしてもダメです。
また、ヴェルサイユ・リブ・ドロワ駅にもありません。。。
ホームにも待合室付近にも。。。
日本では考えられないことですが、ひょっとしたら単に日本人が普通ならこの辺りにあるだろうと思う場所に無いだけであって、意外な場所にあるのかもしれません。
緊急の場合には、駅員に聞いてみることになるでしょう(英語を理解できるか疑わしいですが)。

さらに、ヴェルサイユ宮殿のチケット&インフォメーション・センターの無料トイレは9時開場時間まで使えませんので、困ったことにならないように必ずサン・ラザール駅ですませておきましょう。
なんてったって、ここは「ヴェルサイユ」ですから、トイレが無いのは歴史的伝統です。

ヴェルサイユ・リブ・ドロワ駅

さあ、ヴェルサイユ宮殿を目指してふらぷら歩いていきます。

To be Continued


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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