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30歳からの英語学習 「英語が好きになること」が上達の近道 EP.3
こんにちは。フォトグラファーのnonです。
こちらでは会社員時代の英語学習および英語関連の仕事について書いています。
英語学習の基本は「英語が好きになること」が上達の近道であることは、自分自身の経験上、間違いありません。
従って、英語が嫌いだけれど、何らかの事情で英語が得意にならなければならなかったり、TOEICのスコアが必要だったりという人には、何をどうして良いのか私にもわかりません。
私自身、30歳まで英語が大嫌いでしたので、会社のTOEIC強制受験対策で多くの時間をかけていろいろと勉強してもスコアが1点も上がらず「英語が嫌いだと上達しない」ことは自分自身が実証しています。
もう少し言うと、「英語が好きになること」とは「英語の勉強」が好きになることです。
例えば、フランス語の流れるような言葉が好きだとしても、フランス語の勉強をしなければフランス語力は0です。
私は何故英語の勉強が好きになったかというと、前述のとおり、20代で海外旅行に毎年行くようになって、異国の文化や歴史に興味が沸き、外国人と直接コミュニケーションができたらきっと楽しいだろうなと思ったことです。また、CNNニュースを理解してみたいという思いもありました。
最初は、当面の目標を「海外旅行で現地の人とコミュニケーションができること」にして勉強するのですが、先ず単語を知らなすぎると考え、単語帳を買って覚えるものの、これが全くつまらないの極みでした。
当時の単語帳は、Aから始まるもので、Bに行く前に頓挫します。
これは全く効率的ではないと考え、TOEICや英検のレベルに応じた単語本を買って、要するに実際に使われている頻度の高い単語を先ず覚えようとしました。しかし、例文で覚えるものの、「その例文って実際に自分が話すフレーズなの?」という疑問が生じ、この方法も勉強して面白いものではありませんでした。
因みに、当時はインターネットが無い時代でしたので、勉強のツールは本かカセットテープ(後にCD)です。
次なる勉強本は、フレーズごと覚えるものでしたが、これがとても役にたち、また実際に自分が使うシーンを想像できますので、実践的でもあり面白いものでした。
本のタイトルが、「とっさのひとこと」「朝から夜寝るまでシリーズ」だったかと思います。
これを本とカセットテープ(ウォークマン)の音で覚えることで、飛躍的に英語力が伸びました。
フレーズを覚えると、今度は海外で実際に使ってみたくなります。
使って通じた時の嬉しさや、覚えていたフレーズを話されると理解できますので、一往復の会話はできるようになります。ホテルやレストランでは、一往復の会話で終了しますので取り敢えずOKで満足できます。
しかし、そのうち問題が発生します。
観光で行ったハワイ大学のキャンパスで一人休憩して座っていると、大学生の可愛い女の子に今何時?って声を掛けられ、回答するものの、その先の会話が続きません。私は30歳でしたが童顔なので大学生と思われたのでしょうけど、折角声かけてくれたのになんて情けない・・とガックリしました。
その後、会社で国際部門に就いてから、最も英語を話す機会というのは、海外からの来訪者との会食に参加する時です。話題は多岐にわたるため、フレーズ集だけではまったく役に立ちません。
聞くことはたとえ50%しか理解できなくても、相手からスポーツは何かやるか? 趣味は何か? など聞いてくれますので、少なくともそれに答えなくてはなりません。
つまり、サバイバルというか、自分のこと、自分の好きなこと、自分周りのことを自分の言葉で話せれば凌げるし、話も盛り上がっていきます。
英語を読んだり聞いたりすることは幅広く勉強し、話すのは自分のことを先ず中心に膨らましていくというのが実践において最も近道となります。
因みに、ヨーロッパの人が相手なら、年齢問わずサッカー、ラグビーの話題だと飛びつきます。若い人ならテニス好きも多いです。残念ながら野球やアメフトは話題になりませんが、ハリウッド映画は話題になります。彼らは来日時の機内で映画を何本も見るからです。
後は、相手の国の話や実際に自分が旅行したことがあるとローカル話で盛り上がります。その国の歴史や地理、料理、カルチャーも知っておくと話題が膨らみます。
取引先相手から「多くの会社は食事会の場でも仕事の話題しか出ないがお前のところとは話が面白くて楽しい」と言ってもらえると益々、次はどんな会話をしようかと考え、それが英語学習にもなり、そんな会話ができると海外旅行でたまたま乗り合わせた列車やレストランの隣人と自然に会話ができるようになります。
今でも英語はわからないことだらけです。終わりがなく、決して極められないことが英語学習を続けられる理由になっています。
また追々、自分の経験で仕事と英語にまつわる話などしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。