![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170273066/rectangle_large_type_2_d9fced882309036ad3c4f4a2096c2c81.jpeg?width=1200)
【断捨離】カメラ機材 「再びライカ売ります」
こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
今年はカメラ機材の【断捨離】を進めます。
「シンプリスト」を目指し、随時断捨離を進めています。
お気に入りのものだけを残して余分なものは処分し、心豊かに楽しむことを目指します。
断捨離の対象となるものは、
1.使用頻度が極端に低い
2.同じ性能・タイプが重複している
3.将来的に無くても支障がない
4.使ってストレスを感じる
の内、2つ以上を満たすものを基本としています。
ライカ三兄弟の一角を売ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1736992638-UXW6BfPRigyzp2v1AT7bcF4d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1736992792-YtyXxJUM1NQRhVPTEz3HsmZI.jpg?width=1200)
この中で、断捨離対象項目の4つ全てを満たしているものがQ3です。
初めてのライカがQ3だった人達の多くが、その後にM11へ移行するようですが、その気持ちはわかるような気がします。
よりライカ的なものを求めるというか、Q3ならライカでなくても良いというところがあると感じます。
もちろん、フルサイズのコンパクトデジカメは他にはありませんので、レンズ一体型が欲しいなら唯一の選択となる訳ですが、レンズが大きく重く、コンパクトデジカメに求められる軽量コンパクトさという点は満たしていません。
Q3の個人的評価
先ず最初にQ3で気に入っているところは、
クロップズームが動画にも適用されるので、大きなズームレンズを使わなくても良いという点が便利で、動画では活躍しました。センサー全体で6000万画素あるため、元々必要画素数の少ない動画ではクロップしても画質が劣化しません。
次に写真機としてはどうかですが、個人的にNikon ZfからZ6IIIに買い替えた理由と同じで、フルサイズのような重くて大型カメラにグリップが無いというのは、私の撮影スタイルでは撮影のリズムが狂い大きなストレスになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737001625-C3Vr08qY1DLXsS62b495yeJg.jpg)
もちろん、グリップが無いことに何のストレスも無い人もいますので、これは私個人の理由になります。撮影するにあたり、私は右手でカメラを持ち上げながらスイッチを入れて構えます。左手でカメラの底を支えながら持ち上げる人は無問題かもしれません。
箱型でグリップの無いカメラだと、まずグリップ付のハーフケースを買うことで大概解決できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1737001659-NdiQm2yaMuezYwTpJgGRB15H.jpg)
Q3もグリップ付のハーフケースを買ったのですが、Q3特有の問題としてカメラ背面に実用的なサムレストが無く親指がかかりませんので、ストロボを取り付けるシュー部分を利用した外付けサムレストを取り付ける必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737001677-OM2Trcv5hwWiIlH7gjBot0sk.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1737001694-fTEcQpouF3OY8XtbyUqwDKdn.jpg)
これで一応は右手だけでホールドすることが可能になりますが、それでもボディとレンズが重く決して心地よいものではありません。
同じ箱型カメラでもソニーαシリーズは大きなグリップがあるので全く問題とはなりません。
ストロボを取り付けるシュー部分に外付けサムレストを取り付けているため、最初はストロボ使用の度に取り替えていましたが、面倒でそのうちストロボが必要なシーンでは使用しなくなりました。
そもそもライカのストロボはニッシン製のi40が最小のもので単3電池4個入りで結構重く、Q3で使うにはバランスが悪いです。昔は単4電池2本のMetzシリーズのコンパクトなフラッシュもありましたが、これを使うとシュー部分の塗装が剥げてしまい、それもあってか販売中止となっています。
箱型のフルサイズカメラと言えば、PanasonicのLUMIX S9があります。値段はQ3の100万円に比べて1/5の20万円です(レンズは別途必要ですが10万円前後)。ショップによっては16万円台で買えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1736997107-KezfQFilV26syS4RHw5X0Njt.jpg?width=1200)
画像処理エンジンはライカとPanasonicの協働開発により基本同じもので、出て来る絵も基本同じです。(画素数の違いはありますが)
外装の質感はもちろんQ3が上ですが、欠点として傷が付きやすいです。上部は金属ですが、直角部分の角をぶつけると傷が簡単につきます。金属なので凹むのではなく、塗装が剥がれるのです。
下部も金属ですが、一度純正のハーフケースを付けて、それが不良品だったことから傷が付きました(塗装剥がれ)。
また目当てゴムも簡単に傷が付きます。日本製一眼カメラのように交換パーツもありません。
使用感のストレスだけでなく、最大の断捨離理由はレンズです。10年前に発売された2400万画素のQシリーズ初代と同じレンズが流用されていて6000万画素に耐えていないと感じます。
Q3だけを使っていると気が付かないかもしれませんが、M11に28mmエルマリート、SL3にシグマレンズを付けて比較すると違いは顕著に分かります。
周辺四隅が弱いのは、Q3のレンズはデジタル歪曲補正でストレッチしているので解像感が落ちるのと、全体的にも6000万画素では解像が緩いです。
Q3断捨離後はLUMIX S9がQ3の役割を合わせて担うことになりますが、S9はメカシャッターが無いためフラッシュが使えないことと、EVFがありません。
しかし、上記の通りQ3はフラッシュが実質使用できないこと、ファインダーを覗いてじっくり撮るならそもそもM11かSL3で撮り、Q3は背面液晶を見てスナップ速写用になることからS9で代用が効くということになります。必要なら光学ファインダーを取り付けできますし。
S9を使うことで、軽量でコンパクトになり使い勝手が増し、何よりシグマレンズやPanasonicのProレンズを付ければ、Q3よりも解像感の高い絵が出て来るということです。
Q3を手放すことで、自分の中でS9の価値が爆上がりし、16万円なら売却益で色違いをもう1台買いたいです。
Q3の外装質感というのはありますが、同じ100万円のCanon EOS R1やSONY α1 IIもプラスチッキーなところがあり、決して値段の割に高級感があるとは言えません。
自分がカメラに求めるものは、使い勝手の良さと必要とする性能が備わっていて、満足する絵が出て来ることなのだと改めて思いました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。
#カメラのたのしみ方 #カメラ好きな人と繋がりたい
#カメラ #写真 #レンズ #断捨離 #終活 #ライカ
#ミラーレス #カメラマン #Leica #LUMIX
#フォトグラファー #レンズ沼 #カメラ沼
#シンプリスト #ミニマリスト #Q3 #S9