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スマホ/PS5/Steam 「インフィニティ☆ニキ」はカメラの基本がすべて学べる

今回はかなり異質な記事です。ゲームの話。
2024/12/5にリリースされた「インフィニティ☆ニキ」です。

「ニキ」シリーズはもともと、スマートフォン向けに「着せ替えコーデRPG」として展開していたゲームで、素材を集めて服を作り、コーディネートで戦うという異質なものでした。
「インフィニティ☆ニキ」はジャンルを「オープンワールドアクションRPG」に変え、「原神」や「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」に近いゲーム性です。

序盤に開放される「カメラ機能」がすごい

スクリーンショットを撮影できる機能があるゲームはたくさんあると思いますが、このゲームでは少しゲームを進めるとカメラ機能が解放されます。

カメラ画面では、焦点距離や絞りを実際の値で指定することが可能です。
通常のゲーム画面は、焦点距離16mm、F値は16の超広角パンフォーカスであることが分かります。
あんまりゲーム画面で焦点距離とF値を気にすることってないと思うので、これだけで既に面白い。

絞りをF2.8にしてみました。
前ぼけ、背景ぼけ共に大きくなりましたね。ゲームの撮影機能で絞りを意識するなんて初めてかも知れません。

ちなみに焦点距離の望遠端は55mmですが、そこから先もズームをすることができます(ぼけ量は変わらないので、画質劣化のないデジタルズーム?)
シャッターボタンの横に「3.3×」と表示されていますね。焦点距離161.5mmということになります。

口径食(ヴィネット)の量、露出、コントラスト、ハイライト、シャドウなどレタッチ要素も豊富に用意されていて、「SONYみたいな色にしよう」とか「FUJIFILMのクラシッククロームみたいな色にしよう」ということが実現できます。
カメラのどの設定をどういじれば、どう写真に反映されるのかがリアルタイムに分かるので、カメラのことを詳しくなりたい人にはとても良いと思います。
これがスマホで動いてしかも無料なんて、どうかしてるとしか思えません。

照明をどの方向から当てるか、なども設定できます。
普段一般の方であればスピードライトを持ち歩いて撮影するなんてことは少ないかと思いますが、使うとどんな効果があるのかというのがよく分かりますね。

細かいレタッチ設定がよく分からない人は、フィルター機能もあります。

とりあえず撮ろう、無料だし

絞りF1.2で撮影してみました。
さすがにこの絞り値だと浮き上がる全身ポートレートが綺麗に撮影できますね。

当然ですが、主人公(ニキ)には好きなポーズを取らせることができますし、1時間でも2時間でもこのポーズのままでいてくれます。
これは家族やモデルさんにお願いしてもこんなことは絶対にできないので、好きなだけ設定や色味で遊びましょう。

ちなみにこれはPS5版で撮影しているのですが、このポストのグラフィックとか本当にすごいですよね。スマホ版でもこれと全く同じですとまでは言えませんがクオリティは非常に高くて、カメラの設定をすべて同じものが扱えます。

ちょと離れてたので、寄ってもらいました。
「ポストに寄って、目線はカメラ外してちょっとこっち」みたいな指示(操作)も簡単にできます。

前述の通り「ニキ」は着せ替えがメインのゲームだったこともあり、コーディネートやメイクは驚くほどのバリエーションがあります。
キャラクリ機能はありませんが、それを不満に感じさせることはないでしょう。

こんな感じ。

繰り返しますが「オープンワールドアクションRPG」です

ゲーム自体は、まだ序盤ではありますが
「戦闘が簡単になったブレスオブザワイルド」
という感じですね。敵との戦闘(あります)はこちらが遠距離攻撃が主体なこともあり難しくありませんが、ジャンプアクションなどはしっかり歯ごたえがあります。「祠」に相当する頭を使うミニダンジョンもありますしね。

ガチャ要素は服のみで、課金しないとレベルが全然上がらないとかそういったことはないです。これが基本無料だというのは本当に驚きです。
ある程度服が揃ったら、ロケーション探して設定いじりながら写真撮ってるだけで日が暮れることは間違いないです。お勧めです。

Yuz.

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