チャネルとチャットからのOneDrive|Microsoft 365(Teams/SharePoint/OneDrive)の構造ざっくり説明⑦
このシリーズでは、Microsoft 365の初心者向けに、導入のための解説をしていきます。
非エンジニアの方が”ざっくり掴む”ことを目的に書いておりますので、
プロのエンジニアの方からしたら、記述が厳密でないとか、正確には違うでしょ…みたいなことがあるかもしれませんが、ご了承ください。
前回のあらすじ:
チャネルは「会議室」、チャットは「立ち話」
後からさかのぼりたいものはチャネルでやりとりする
チャットとチャネルを混同すると面倒なことになる
今回は、「チャネル」と「チャット」の違い、からのMicrosoft OneDriveについて解説します。
早速、いってみましょう!
この記事を読んでほしい人
管理職・チームのリーダー
自組織におけるICT/DX推進の担当者
仕事に追われて疲れ果てている人
※本記事では、Microsoft社のアプリケーションに言及するため、マイクロソフトの商標とブランド ガイドラインに準拠して製品名を記述しております。
※マイクロソフトの許諾を得て使用しています。https://www.microsoft.com/
※筆者の体験をもとにした記事であり、MicrosoftおよびGoogleの広告案件ではありません。
1. チャネルとチャットは無関係
どちらもMicrosoft Teams上にあるのでわかりづらいですが…
実は、無関係なのです。
Microsoft Teamsは、色々なアプリを乗っけて使う巨大テーブルのようなもので、チャットもその巨大テーブルに乗っかっているものの1つなのです。
だから、Microsoft Teamsの機能ではあるけれど、チャネル(チーム)とは全く関係がありません。
所属するチームでは、(アクセス権を付与されていない鍵付き以外の)あらゆるチャネルを行き来できますよね。
それは、そのチームに対してアクセス権があるからです。
対して、チャットは、個人的な活動。
特定のチームへのアクセス権は、一切関係ありません。
1:1チャットやグループチャットごとに、”鍵”がかかっているイメージですね。
ちなみに、チャットは個人的な活動なので、やりとりしたファイルはMicrosoft OneDrive個人領域(後述)に格納されます。
あくまで個人に紐づく点に要注意!
※チャットにファイルを投稿した人がそのチャットを退室しても、ファイルへのアクセスができなくなることはなさそうですが…。(2024.4.18現在)
※「個人領域」はMicrosoft社が使う正式な呼称ではありません。
2. Microsoft OneDriveは、実は2種類ある
さて、ここからはMicrosoft OneDriveのお話に移ります。
OneDriveには、2つの種類があります。
個人領域
共有領域(共有ライブラリ)
共有領域は、Teamsなしのプランでは、(使えるけれども)存在が見えづらいので、使ってこなかった方が多いのではないでしょうか。
これら2つには、業務上重要な相違点がありますので、みていきましょう!
1棟のホテルをイメージしてみよう
シティホテルでも、リゾートホテルでも、滞在客が利用できる館内のエリアは、2つに分類することができます。
個室(客室):個人専用の鍵を持っていないと入れない
共用スペース(ロビーなど):滞在客は誰でも自由に利用できる
個人領域(ホテルの客室)
個人領域とは、文字通り「その人しか入れないエリア」です。
その人しか入れない=個人に紐づく鍵を持っていないと入れない
個人に紐づく鍵=ID(アカウント)とパスワード
つまり、個人領域に格納されたファイルは、個人に紐づくということです。
先ほどの解説で登場した、下記の記述について…
チャットはその場限りのやりとりなので、決まった会議室&キャビネットがなく、個人に紐づけておくしかないわけです。
※会議室とキャビネットが何を指すのかは、▼以前の記事を参照
共有領域(ホテルのロビー)
対して、共有領域とは何なのか?
これはですね、実は…
Microsoft Teamsのチャネルのファイルタブ
なのです!
?????
どういうこと???
気になるところですが、長くなりそうなので、今回はここまで!
(すみません><)
いかがでしたでしょうか?
次回は「個人領域と共有領域の使い分け」を解説します。
お楽しみに!
※感想や、扱ってほしいテーマなど、コメントいただけると嬉しいです!
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