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ムンバイに暮らすリベラルなジャイナ教徒たちの実際
ムンバイ暮らしも二週間が経ち、残すところ滞在もあと二週間。名店開拓などもしつつ、家のキッチンでチャイの飲み比べをしたり、野菜を買ってきて料理をしたりする余裕もあるのが長期滞在のいいところだ。ヒンディーのレッスンを受けつつ、知り合った人の家で料理を教えてもらったりもできる。
以前のこの記事ではグジャラートに住んでいる人たちばかりから話を聞いていたが、ムンバイにもグジャラート出身のジャイナ教徒がとても多い。統計はわからないがビジネスマンで成功している人の多くがジャイナ教徒だったりする。何人かに会って話を聞いたが、ムンバイでは敬虔に食の規則を守っているというよりはややリベラル寄りな人が多かった。ビジネスをしていたら人と会う機会も多いだろうし、そういう時はある程度柔軟にならざるを得ないのだろうな。
エアビーの大家さんもジャイナ教徒。家にお呼ばれして遊びに行ったらオンラインの結婚調印式の集まりだった。チョーレクルチャとソーンパプリ、クルフィをいただく。ジャイナ教徒だけどジャガイモや玉ねぎ、にんじんもあり、おおよそベジタリアンと同等の食事をしているようだった。このときはシャンパンは出なかったけど、サムズアップじゃなくてシャンパンもってこい!ってみんな騒いでいた。お酒も飲む人は飲むのかもしれない。
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ZOOMで世界20箇所くらいを接続して、市役所?に結婚の申し込みに行くショーを2時間くらい見せられた。全然知らない人の結婚式の様子を見るのは興味深い。息子さんはUKの大学で学んだ後アメリカのグーグルで働き、アメリカ在住のジャイナ教徒同士で結婚し、マンハッタンで自分のスタートアップを始めたばかりという。そもそも大家さん自身が医者夫婦だし、民泊を複数経営して一等地に物件も所有。一方俺は実家も太くないし、安定した仕事もやめ、何も持っていない…という気持ちになってしまうが、どエリートコースすぎてもはや比較にもならない。
大家さんの紹介でムンバイ在住のジャイナ教徒に何人か会った。だいたいビジネスオーナーか医者などであり、いわゆる成功を収めている人が多い。食生活の実際はどうなのか、少し話を聞いてみた。
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テキスタイル会社の社長
大家さんに「家庭料理を食べさせてくれる人を紹介してほしい」とお願いしたら近くに住んでいるジャイナ教徒を紹介してくれた。昼くらいに「今夜会えるか?迎えに行くぞ」と連絡がきて、いきなりトヨタ車で家の前に迎えにきてくれた。
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どこへ行くのかわからないまま車に乗り、たどり着いたのはGymkhanaというスポーツクラブ付きの金持ちの社交場のような場所。歴史的には70年くらいあるらしく、そもそもイギリス統治時代の遺産としてあちこちにあるらしい。年会費は数十万ルピーするらしく、中に入ると血色の良さそうな金持ちそうな老人たちがたくさんおり、暇そうに談笑していた。
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