写真で振り返る6月のカレー活動:カレー哲学の視点
日本は年々インドに近づいている。もはや俺が手を下すまでもない。気温は40度を自然と超すし、自然とスパイス料理を摂取したくなる。
沖縄へのビリヤニ遠征から始まった6月ももう終わり。今月はマサラ部室にまさかのナチュラルボーン食いしん坊イナダシュスケさんも来訪し、いろんなカレーを作りいろんなカレーを食べました。
撮りっぱなしの写真がたくさんあるので写真付きで振り返ってみます。
沖縄ビリヤニ合宿
詳細はnoteに書きますが、ひょんなことから沖縄の東村という村の青年会とつながり、村のおじいさんたち20人くらいに山羊のビリヤニを食べさせまくり、泡盛を飲んで踊り狂うという会をやってきました。そのために沖縄に行ってた。
沖縄はバナナリーフがその辺に生えているし、気候がアジアっぽいし夏野菜が美味しいし、スパイス料理ととにかく相性が良い。
最近は南インド料理のお店も増えていて、素敵なミールスにもいくつか出会えた。雰囲気も相まって、沖縄食材を活かしたスパイス料理たちは身体に染み渡る美味しさ。
グジャラート出身の方が50年も経営されているお店にも行くことができ、長年の身の上話を伺うことができた。
石垣島にも少しばかり滞在したのだが、観光地らしいカレーが豊富な土地だという感想。暇だから原付で走り回るか食べるかしかしてなかった。
食べたものたち
沖縄から帰還して東京でまず最初に食べたのはイドゥリだったのだが、これが飲み物のようなイドゥリでたまらない美味しさだった。はんぺんタイプの滑らかでもっちりしたイドゥリ。これは病みつきになる。
それからとても久しぶりにあのお店で店内飲食をした。
テイクアウツは何度かしていたが、ビリヤニをテイクアウトしたときは我慢できなくて近くの公園で容器から手づかみで食らう変質者と化して、目の前を通るカップルを威嚇していた。
店内飲食だとかなり受け取る印象が変わる。それはダイレクトに伝わってくる熱量や
ここの料理はいつも香りと旨味が重層的に入ってくるというか、斜め上の狙ったスロットにストンと落ちてくる感覚がある。目的と意志を持って作り上げられた料理たち。感覚の解像度が高いよ。
月並みだが何を食べても美味しく、レギュラーサイズのカレーを2人で4種類平らげてしまった。
バスマティライスはよく知られている銘柄らしいのだが食べたことのないふわふわ食感。一体どうなってるんだ。
また別の日、仙台でお世話になっていたお店のマスターと数年ぶりに再開した。マスターは最近うなぎばかり食べているという。
ネパール料理店でどぶろくのチャンなど飲みながらあることない事をずっと話していた。そういう夜があった。
「人間はよく付き合っている5人の人間の真ん中に近づいていく」と言われるが、自分はそういう意味で今とても精神的にデブに近づいている。
デブというのは体型のことではない、傾向性のことだ。何よりも美味という快楽を優先し、そのためには手段を選ばない思想のことだ。痩せたソクラテスを志向する俺は生まれつきリミッターの解除の仕方がわかっておらず、周囲のデブたちに毎日多くのことを教わっている。
デブの気持ちを理解する活動として、手段を選ばず手間を惜しまない料理を色々試すようになった。
体重は結構増えた。
カレーZINEとアツアツパロタ
6月、カレーZINE Vol.3がやっとこさ出来上がった。編集や梱包作業はなかなか大変だったが、今回もなかなかいいものが出来上がったのではないだろうか。
妄想でしかなかったものがいざ具現化して実物として出来上がった時の感動はなかなかいいものですね。ぜひ買ってください。10月くらいにはATSU ATSU!!パロタも出来上がっているはず。
THALI FOR NBK
スペシャルゲストがご来印ということで、住民総出で色々とこさえて食べていただきました。自分はわざわざ有給休暇を取得しました。
話題はカレーの話にとどまらず多岐にわたり、本当に取り止めも無い話ばかりしていたような気がしますが濃密で楽しい時間でした。しょうもない話も真剣に聴いてくれる稲田さんの優しさに乾杯です。
7月は溜まっているネタをちゃんと書きます。カレーシェアハウス移転先、早く見つかるといいな〜。
文中で紹介した場所たち
いただいたサポートは全てカレーの材料費と東京マサラ部の運営資金となります。スキやSNSでのシェアもお願いします。 インド料理やカレーの本を出したいです。企画案がたくさんあるので、出版関係の方、ぜひご連絡ください。