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カキナダでアーンドラグループ社長パラマタさんの実家メシをいただいた

ちょっと前の話だけど印象深かった体験なので書いておこうと思う。アーンドラ州湾岸部のカキナダに行った時の話だ。カキナダは日本語で書いたら蠣灘とでも書かれそうだが、確かにアーンドラプラデーシュの小さな港町である。実際に牡蠣が取れるかどうかは知らないが。

もちろん目的は東京でアーンドラグループを経営するパラマタさんの実家を訪問することだった。日本では考えられない気がするけど、本人不在でインド人の実家訪問をした経験は何回もあるし、特に問題はない。

パラマタさんには何かとお世話になっております。


Subbaya Hotelでの食事

カキナダに到着してすぐ、パラマタさんのお兄さんにSubbaya Hotelに連れて行ってもらった。品数が35品並ぶミールスは圧巻。

スッバヤ・ガリ・ホテルは、1950年創業。バナナの葉を用いた「ブッタ・ボージャナム」(ブッタはカゴを意味するらしい)というアーンドラの伝統的なスタイルのターリーが人気を博し、今では複数店舗を展開している。

これはとてもオーセンティックな形式らしく、スイーツが3種、味付けされたフレーバーライスが4種類、カレー的なものも4種類、パチャディが数種類、ポディや揚げ物も何種類か乗ってくる。サンバルやラッサム、ダヒワダなどよく知っているものもあるがほとんどわからなかった。

ケータリングなどもしているらしく、かなり規模感の大きなお店だった。トイレに行くには厨房エリアを通らなくてはならず色々剥き出しだった。

気を遣ってくれたのか、半個室みたいなところにしてくれたのだが料理の内容は多分一緒だと思う。ただ、学校の机みたいなのが並んでいて熱気のあるところで食べた方が臨場感あったかも。ACルームになるとバナナリーフがプラスチックになったりするという噂も聞いたがそんなことはなかった。


アーンドラ家庭料理

次の日にパラマタさんの実家に伺い、お兄さんの奥様がアーンドラ料理の作り方を一通り見せてくれた。お父さんは医者でお兄さんは建設コンサルタントというエリート一家。忙しい中歓待してくれてありがたい限り。

以下、教わったレシピの内容を簡単にまとめてみる。
ちなみにものすごく大きな家で庭にはマンゴーなども植っていた。かなり上流の家庭だと思う。

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