『流れてくる情報に対して自分が陥りがちな思い込みパターンを知っといて対処する方法』がわかる1冊。FACTFULNESS
出版された頃に購入したものの、なんかあんまりぴんとこなくて、本棚で放置されていた1冊。
ですが、「もしや、今、必要な本なのでは?!」と、再読してみました。
目的設定は、「今のこの社会のウソ・ホントを見分けるためには?」
(ちなみにわたしは、メディアの報道はもちろん、専門家のあーだこーだとか、なんなら本や論文も、基本的に信じていなくて(あまのじゃくなんです(笑))。いや、信じてるんだけど、ひっくり返る可能性もある、逆の可能性もある、って思いながら見ます。基本は、『自分が今見ているもの体感しているもの信じているもの命!』です。(地×水で、風が少ないからかな?)だからこの本はあんまり必要ないなーって思っていたのかも。そもそも何も信じてないから。(笑))
で、昨今、メディアの情報はもちろん、SNSで流れてくるよくわからない情報。情報地獄で死にそうになっている方は、この本を読んでみても良いかもしれません。
でも!
全部読んで全部理解しようとしたら挫折します。
とりあえず、「自分の思い込みを知りそれへの対処を知る」ために読むなら…
①10の思い込みから、自分が持ってそうな思い込みを選ぶ
分断本能
「世界は分断されている」という思い込み
ネガティブ本能
「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
直線本能
「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
恐怖本能
「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
過大視本能
「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
パターン化本能
「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
宿命本能
「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
単純化本能
「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
犯人捜し本能
「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
焦り本能
「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
選びましたか?そしたら…
②その章のほとんどをすっ飛ばして、章の最後の『ファクトフルネス』を読む
で、良いと思います!
例えば、恐怖本能、の章なら
ファクトフルネスとは
「恐ろしいものには、自然と目がいってしまうこと」に気づくこと。
恐怖本能を抑えるには、リスクを正しく計算すること。(以下省略)
みたいにおよそ1ページにまとめてくれています。
そこまでの各論は、「こういう事実がこんな風に解釈されることが多いけれど、実際はこうだよ、ほら、思い込みに過ぎなかったでしょ」みたいな感じで書かれているだけ。
でも、実際、そんな各論必要なくて、「自分が持っている思い込みと、それに対する対処法」がわかれば良いから。(ファクトフルネスを読んで、なんでだろう?って思って各論知って腑に落としたい人は読めばいいと思うけどね。)
だから立ち読みでもいいと思います。
つまるところ、流れてくる情報に対して自分が陥りがちな思い込みパターンを知っといて対処する、方法がわかる本です。
そしてこれは、情報に限らず、いろんなところに応用・転用可能だと思います。
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