作曲家によるウニ飼育(キャベツウニではないウニ飼育)
こんにちは。
「墓の魚」オーケストラの作曲家です。
最近、ハロウィン🎃の記事ばかり描いていたので、
今日は番外編として、
私の飼育しているウニの写真を
アップしていこうと思います。
以前、下の記事↓↓でも紹介しましたが
私は色々な生物を飼育しています。
その中の一つがウニなのです。
ちなみに我が家のウニは
何やら昨今流行っている
キャベツウニではありません。
私のウニ飼育は
あくまでペットや趣味の研究であって、
商売には全く興味がないので。
海洋生物の勉強も、ウニの飼育も、
私がキリストと海産物の詩や曲を書くのに
必要なものなのです。
さて、という訳で、我が家のウニ水槽の写真を
私の自作の海の詩である
「海岸の死 Gracilariopsis lemaneiformis」
でも読みながらご覧下さい(笑)
座礁した虚船に殺された
珊瑚の死骸を覆い尽くす石灰藻(サンゴモ)は、
弔いの藻(アルガ)だ!!
それは死者を薔薇色に包み、
感情なく、その死を強調する葬儀屋なのだ。
そして髪の毛(エル・ペロ)の様な
紅藻グラシラリオプシスが、
並べられた豚の枝肉にすら見える不吉な岩礁を漂う。
私はふと気づいた。
この海岸は死骸だ!!
沢山の無念の死を内包し、
濁流に飲み込んでしまう。
我ら社会主義の赤い血すら、
この世界では流され、混じり合い、
透明な海水になってしまう。
私は死者の髪の様な紅藻を掴み、
自分達があまりに巨大な棺桶の中で、
いつの間にか身動きが取れずに業者によって
陳列されている事に気づいた。
だが、とっくに手遅れだったのだ。
悪霊(スピリト・マリニョ)に憑りつかれた豚肉の群れは、
死に向かって崖から飛び降りていく。
我々は数学的に値踏みされ、
値札を付けられ、
十字架に架けられた罪悪感の死体の
髪の毛に絡みとられる。
腐敗した海藻の様に、横蝦(ガンマリデェア)に集られ、
死臭(カダベリン)を生成する青黒い死者として、
あるいは、名も無き白い砂として、
いつか、己の自我で
「やぁ、旦那(コンパーレ)」と呼びかける事すら許されず、
キリストの前に並べられるのだ。
如何でしたでしょうか?
ウニも飼育していると
様々な病気に罹患しますが、
その中の一つTenacibaculum菌との闘い、
そして、その菌の観察と勉強が
私の詩の源(ライフワーク)となっています
(ラテン語で
tenaci=粘り強い
baculum=棒
の組み合わせで、
[粘り強い棒状の菌]
という意味)
いつか飼育しているナマコ編
の記事も書くかもしれません。
それではまた~。
【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」のラテン詩と、
メメントモリ曲の融合した
配信動画
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
こちらで公開中です↓↓↓
◇◇◇楽団公式サイト◇◇◇
◇◇◇「墓の魚」の音楽動画(ちゃんねる登録してね)◇◇
◇◇◇Twitter◇◇◇