函館二泊三日親孝行旅[その1 計画編]
こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
ある日、母から「お母さんね、北海道って行ったことないの。体が動くうちに北海道に行ってみたい」と言われました。
しかも「北海道新幹線に乗ってみたい」という。
本当はゴールデンウイークなんて出かけたくないけれど、こういうときじゃないと行けそうにないと思い、3月に思い切ってプランを立ててみることにしたのでした。これは、その記録です。
北海道新幹線は小山には止まらないって?!
添乗員さん付きのバスツアーしか行ったことがない母を連れていくのってめちゃハードル高くない? と、思いつつ。自分だけなら、適当に宿とって、適当にいけばいいんだけれど、高齢の母親にウロウロさせるわけにもいかず。しかし、北海道ツアーといえば、だいたい、飛行機で行くプランがほとんど。新幹線で行くということ、私が行ったことがあるところ、ということで、道南の函館に決めました。鉄ヲタの旦那に「一体、どうしたらいい?」と聞くも、「お母さん連れていくなら、絶対、旅行会社通した方がいいよ。特にゴールデンウイークとかの繁忙期なら猶更ね」と言われ、そのアドバイスに従うことに。
うちは、私は東京だけれど、母が小山(栃木県)なので、素人考えで、当初、小山なら新幹線通ってるし、そこで合流すればいいんじゃね? 程度に軽く考えていたのですが、それはJTBの窓口に行って見事に打ち砕かれます。
「小山は北海道新幹線は止まりませんよ。大宮の次に止まるのは仙台です」まじすか?
そして新幹線です。小山の母と合流するなら、やはり大宮でしょう、というJTBのお姉さんのアドバイスで大宮から一緒に新幹線で函館に向かうこととし、母には、小山~大宮までの新幹線と乗車券を別途買ってもらうのがよいでしょう、ということになりました(自由席で乗車券と特急券合わせて片道1990円)。本当に、ゴールデンウイーク前、ギリギリでしたねー。しかも今回、パックツアーとしてのホテルと宿のセットより、別々で取る方が1万円くらい安いと調べてくれたの。ありがとうJTBのお姉さん。ちゃんとチケットが取れたと連絡がきたときは、心底ホッとしました。これでとりあえず函館には行けることに!!!
夕朝食付きか否かで宿を決める
また、ホテルについては、夕食付がいいなら温泉街のホテルになると言われ、まずは母に希望を聞くことに。
ちなみにこの時点で既に3月末です。
そこで母に「ホテルって夕朝食付きがいい?」と聞いたら、「付いてないと一体どこで食べたらいいのか不安…」と言うので、夕朝食付き一択に。
とりあえず、何とかギリギリ、湯の川温泉のホテル啄木亭を予約することができました。(他にも空いている部屋はあったけれど、喫煙だったりしたのです…)
ホテルと宿の次はメインとなる2日目をどうするか
とりあえず、二泊三日なわけですが、実質、観光をするのは2日目です。
私だけなら市電の一日乗車券とか買って、あちこちぶらぶらすればいいけれど、今回は、親子旅というより、もはや、クライアント様の接待みたいな感じですよ。80歳オーバーの高齢者にむりなく観光してもらうにはどうしたらよいか。
夜景ツアーは、バス利用がいいかしら、と思っていたのですが(啄木亭の前から乗車できる観光バスがあったので)、電話してみたところ、「もう、ゴールデンウイークはいっぱいです」とのこと。
現地でオプショナルツアーに申し込めばいいだろう、と高をくくっていたのだが、もしかするとコロナでそういうのが全部なくなっちゃったのかも…。考えあぐねていた時に、少し割高にはなるけれど、観光タクシー使ってみるか(私だけなら絶対使わないけれど)と、申し込んでみることに。
ついでに、夜だけじゃなく、昼間も同じ運転手さんに案内してもらうようにお願いしました。
昼間は3時間プラン(間で30分から1時間のお昼休憩などをサービスしてくれる)と、1時間半の夜景ツアー。どちらもホテルまで迎えに来てくれて、ホテルまで送り届けてくれるのがよいな、と。
皆、函館観光ができる資格を持っているらしいです。で、当日、見たい場所、このあたりで休憩入れたい、など希望を言ってくれたらいいとのことでした。
待ち合わせのリハーサルと称した打合せ
というわけで。何がしたいのか、とりあえず母の要望を聞くのと、大宮駅での待ち合わせ場所を決める予行演習を兼ねて、4月末に一度大宮で会うことに。
「ところで、何かしたいことある? 夜景はみるけど。昼間どこ回る? 五稜郭タワーから五稜郭の形をみることができるんだけど、そういうのとかさ」と、私。
「そうねー、五稜郭タワーは別にいい」
「え、だって五稜郭って広くって、下を歩いてたら、星型になってるのとかわからないじゃん。五稜郭タワーから眺めないとわからないじゃん。それでも、いいの?」
「いい」(きっぱり)
「岬とかは?」
「別にいい」(きっぱり)
「えー、じゃあ何がしたいの?」
「なんかね、本州はあちこちバスツアーで行ってるの。でも北海道って行ったことないから、北海道に来たぞーって思えたらいいの」
…わけわからん。
しかし、これは接待旅行。クライアント主様(母)が満足するものにすることが大切であって、私がやりたいこと、行きたいところなどは考えてはいけない(というわけで、以下のような場所をさらっとめぐることに)
トラピスト修道院→五稜郭公園→元町教会→元町公園・旧公会堂→金町倉庫
そして、「大宮駅新幹線のりかえ北口」で待ち合わせようね、と約束したのですが…。果たして無事に当日を迎えられるのか?!
次回、旅行編(1日目)へ続く!!!