日々の食卓にオーガニックを取り入れる選択
フランスでは、化学肥料や農薬の多用による食の安全性への懸念が以前から強く、オーガニック食品への関心が日本以上に高いと感じます。
日本でも近年、書籍やYouTube、テレビのドキュメンタリー番組などで、食の安全やオーガニックについての情報が発信され、意識が少しずつ広がっている印象です。
ドキュメンタリー番組などでは、人体に有害な農薬や、抗生物質の多用が問題視される養殖サーモン、食品添加物の実態が取り上げられています。
「子どもには安全な食べ物を」、「口に入れるものは安心できるものを」と考える方が増えてきているのも、その影響が大きいのかもしれません。
フランスのオーガニック商品の豊富さ
フランスのオーガニック専門店、例えば「ビオコップ」では、食品だけでなく、化粧品やペット用品、洗剤など、広範囲のオーガニック商品を扱っています。
中には、日本の調味料、味噌や梅干し、醤油なども取り揃えており、日本のマクロビオティック思想を取り入れた商品も見られます。
価格面では、一部の高級品を除いて、旬の野菜などは一般スーパーと変わらないか、時には安く手に入ることもあります。ただし、お肉やチーズなどの加工食品は割高感があります。
ビオコップに行くと、健康志向の高い人が多く集まっているのが印象的で、店内は広く、旬の果物や野菜、ビーガン向けの食材など、品ぞろえが豊富です。
毎月新しいレシピや調味料の特集も行われており、オーガニック食生活のヒントが得られます。
洗剤なども詰め替え式で販売されるなど、環境への配慮も感じられます。
このように、フランスではオーガニック商品の選択肢が非常に豊富で、消費者のニーズに応えられる環境が整っているように思います。
まとめ
近年、日本でもオーガニック意識が高まってきていますが、フランスの方がはるかに関心が強いように感じます。
ドキュメンタリー番組などで、危険な農薬や抗生物質、食品添加物の実態が報道されたことが大きな要因だと考えられます。
完全な"オーガニック信者"にはなりたくありませんが、健康的で安全な食生活を心がけるよう心がけています。