
スープ・ド・ポワソンの衝撃!アルルの『ル・クリケ』で大満足ディナー:私のイチオシ第2弾
南仏アルルの街の人気のレストラン「ル・クリケ(Le Criquet)」。
Googleレビューでも日本人の口コミが多く、ブログ記事にもたびたび登場するこのお店。
そんな評判を聞いたら、やっぱり行ってみたくなる!
場所はなんと、私がイチオシするレストラン「L'Escaladou 」の隣にある。
名物「スープ・ド・ポワソン(魚のスープ)」
このお店の名物のひとつ、「スープ・ド・ポワソン」。

サフランが効いたブイヤベースとは違い、こちらはもっとワイルドな魚介の味わい。
魚と香味野菜をじっくり煮込み、トマトで仕上げたスープには、アニスの風味がほんのりと感じられた。
濃厚ながらもすっきりとした味わいになっている。
さらに、添えられたアイオリをカリカリのパンに塗り、スープに浸して食べるとまた格別。
チーズもお好みの量を調節しながら一緒に。
魚の旨味とアイオリ、チーズのコクが絶妙に絡み合い、スプーンを持つ手が止まらない…!
……が、ここでちょっとした誤算が発生。
美味しいけど、予想以上のボリューム!
名物って聞いて、欲張ってついメインディッシュとして注文したのだけれど、これがまあ 想像以上の量 だった。
たしかに、濃厚でコクがあって美味しい。
でも、途中からだんだんと飽きてくるというか…いや、美味しいんだけど!
とはいえ、一人で完食するにはちょっとヘビーだったかも。
スプーンですくって食べても食べても減らない…。
「これ、前菜(entrée)で頼んでおけばよかった…!」
前菜サイズのスープにして、メインは、プロヴァンス地方の郷土料理
例えばTaureauを使ったお料理「シヴェ・ド・トロー(雄牛肉の赤ワイン煮込み)」とか、
先日食べたような「l'aïoli Provençal 」 にすれば、もっとバランスよく楽しめたかもしれない。
夫は魚のスープが苦手で…
そんな中、もうひとつ心残りだったのが、夫が 魚のスープがあまり得意じゃなかった こと。
結局、少し残してしまい、それがちょっともったいなかった。
魚介の風味が濃いスープだから、人によっては好き嫌いが分かれるのかもしれない。
とはいえ、濃厚なスープには冷たいお酒が欲しくなる!

この日はビールを合わせたけれど、次回は白ワインを選ぼうかなと
プロヴァンスの魚介料理には、すっきりとした辛口の白ワインが絶対合うはず。
ちなみに夫は「タコのサラダ」前菜で

またまた雄牛肉の料理をチョイス。

郷土料理をしっかり楽しめるお店だからこそ、次回はもっと計画的に頼もう!
隣のテーブルの料理が気になる!
そして、チラリと見た隣のテーブル。
そこには、香ばしく焼かれた**「Calamar Grillé(イカのグリル)」や、
コク深い「シヴェ・ド・トロー(雄牛肉の赤ワイン煮込み)」 が運ばれていて、それがまた とても美味しそうだった!
次回来るときは、スープ・ド・ポワソンは前菜サイズにして、メインはこうした郷土料理を頼むのが正解かも。
ワインを片手に、じっくりと味わうプロヴァンスの夜—そう考えただけで、また訪れるのが楽しみになった。