人はなぜ、変わらないといけないのか・・・。
2021年同様、節分前に人間関係の断捨離が一気に起きた。
同じ人間関係の断捨離だけど、今回はかなりキツかった。
期待し、可愛がっていた生徒さんが離れていったからだ。
彼女たちは、私に対して最大限の気遣いをしながら、一言、
「先生からアロマテラピーが学びたかった」と言っていた。
もう、10年、アロマセラピストをやっている。
同じことをやり続けることが苦手な『仲良し型』の欲求人間の私が、アロマテラピーを学んで、15年もずっとアロマの専門家として仕事してきたのだ。
でも、風の時代に入り、オンラインでの仕事がどんどん広がるにつれ、アロマテラピーの香り作りは、対面でしかできない仕事。
今後の発展は、かなり厳しいと判断した私は、自分が開発していたアロマ心理学にどんどん力を入れ、いつの間にか、アロマセラピストという肩書きではなく、『アロマ心理学開発者』という、心理学を作る人という肩書きに変わってしまった。
アロマテラピーを学びたい生徒さんが、離れていくのは仕方がないこと。
だって、私が変わってしまったのだから・・・。
本日は、『無敵のメンタル〜千田琢哉著』より、人は変化してしたいと願う生き物であると言う内容で、お伝えしていこうと思います。
人は変わっていく生き物
私は、元夫の座右の銘である「生きてるだけで丸儲け」という言葉に、共感できない。
元夫は、1人で引きこもって束縛されず、1人で自分を喜ばせるのが得意な『欲求型』の人。
だから、周りの人にどう思われているのかを気にしない分、マイペースに自分の世界に引きこもって生きていくことができるから、
『生きてるだけで丸儲け』という
生きているだけで『自分』を楽しませることができるから、言える言葉を座右の銘にしているのだろう。
私は、この言葉に、全く心が動かない。
生きているだけ?それだけでいいの?
確かに生きているだけで、奇跡だよ。
私が生まれてくるには、父と母が出会わないといけないし、おじいちゃんとおばあちゃんが出会わないといけない。
そうやって、脈々と受け継がれた遺伝子情報を持って、私という1人の人が存在する。
この世の中に存在するということ自体は、奇跡だって、そう思うけど・・・。
でも、『生きてるだけで丸儲け』ではない。
私たちは、野生の動物と違って、脳を大きくして、複雑な言語を使い、人とコミュニケーションを取りながら、社会に貢献するために命を捧げることができる生物。
単体の生物として、生存可能な状態では、満足できないようになっている。
それなのに、生きてるだけで満足って、無理だよ・・・。
人は、変わりたい、今より良くなりたい、成長したい、進化したい、社会の役に立ちたいと願わずにはいられない。
人は、人に貢献することで、初めて『生きてるって幸せ』って思えるようにできてる。
だから、ずっと、同じではいられない。
ずっと、アロマセラピストではいられないのだと、そう思ったのです。
孤独に使命を果たしていると運命の人が現れる
本書では、恋人のことを運命の人と一般的にはいうが、仕事にも運命の人が存在すると書かれています。
運命の人とは、いつしか、目の前に現れて、
あなたの人生が動き出すきっかけをくれる人のことである
ただし、あなたが使命と呼ぶべき人生を賭けた仕事を、孤独に果たしているというのが条件。
孤独な状態であっても、自分の使命を果たそうと、覚悟を持って取り組む姿によって、運命の人は引き寄せられるのだと、そう伝えているのです。
あなたが使命に完全に没頭していること、そして、その最中に出会った人に真摯に接することで、運命の人は引き寄せられる。
出会った瞬間は、運命の人かどうかは、わからない。
運命の人とは、後で振り返り、「あれが運命の出会いだった」とわかるものだからなのです。
確かに、今までもそうだった。
①元夫と出会いのきっかけをくれた友人
②アロマテラピーを知るきっかけをくれた友人
③アロマ心理学開発のきっかけをくれた先生
④日本アロマコアマインド協会設立を後押ししてくれた生徒
⑤たくさんの生徒と出逢わせてくれたインストラクター
今の私があるのは、すべて運命の人たちのおかげであり、出逢わなかったら今の私は確実に存在していないのです。
そして、これらの出来事を振り返ると、奇跡の連続だったとそう思います。
①元夫と出会いのきっかけをくれた友人が、合コンに誘わなかったら?鼻血を出して、夫の前の席になれなかったら?私は結婚していないだろう。
②アロマテラピーを知るきっかけをくれた友人が、無料のセミナーに連れていかなければ、私はアロマに全く興味を持てない人生を歩んでいた
③アロマ心理学開発のきっかけをくれた先生が、Facebookで私の投稿を見て、会いにきてくれたから、調香を学び、アロマ心理学講座開発へと向かうことになった
④日本アロマコアマインド協会設立を後押ししてくれた生徒が、協会制度をやることを勧めてくれたおかげで、認定講座を提供できる環境が整った。
⑤たくさんの生徒と出逢わせてくれたインストラクターが、今の生徒と出逢わせてくれた。辛い人間関係からステップアップさせてくれた
すべての人たちが、私の人生の分岐点に、絶妙なタイミングで現れ、運命を変えていった。
そして、出会いと別れを繰り返し、今、私は、また孤独に、アロマ心理学を必ず完成させると決意し、使命を果たそうとしているのです。
日々、成すべき使命を果たしていれば、あなたの道は自ずと拓けていく。
日常に充実が感じられなくなったら「運命の人」を想おう
改めて覚悟を決める
アロマテラピーという代替療法は、とても複雑で永遠に学びが必要と言われる学問で、生体解剖学から、脳科学、複雑な精油成分から植物オイルの成分や皮膚への浸透など、
人の体に関してのほとんどを、学べる代替療法です。
アロマ心理学を作成するために、アロマテラピーを学ぶ必要があり、そのおかげで『心理学』を学ぶことになったのは、運命であり、必然だったのですが、
ただ、私はアロマを学んだ当時から、精油を使った手作りの化粧品やセルフマッサージにときめくことがなく、
クラフト作りが好きではないため、今思えば、アロマテラピーを学ぶ人たちは、やはり『趣味』でアロマを楽しむ人であり、
アロマで起業なんてことは、考えない人達のための学問だったのだと思います。
私はアロマテラピーによって自分の人生が豊かになったし、ベースにアロマセラピストであるという思いは持っている。
でも、アロマを使うのは『人』であり、その『人』の心にどう影響を与えるのか、
結局、アロマが主役ではなく、それを使う『人』のために、アロマがあるという発想がなければ、ビジネスをすることってできないって思うんです。
だから、どんどん、人の心理を学ぶ内容となり、アロマテラピー自体が学べるスクールではなくなってしまった。
もう、私はアロマセラピストではないのだ。
だから、アロマを学びたかった生徒さんが去っていくのは、どうにもできないことだったのだと、そう理解したのです。
改めて、私はアロマセラピストである『自分』をベースに、新バージョンのアロマ心理学を作成していこうと決意しました。
もう、アロマ心理学から逃げない・・・。
寂しさと共に、自分の覚悟を強め、使命を果たすことを決意できた、そんな出来事でした。
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