親切とやさしさ 思いやりとお節介
「親切」と「おせっかい」。
「親切」は相手が満足。
「おせっかい」は自己満足。
（イラストレーター・エッセイスト、1953～）
親切は行為。優しさは心。
親切・・相手との精神的距離感がある。その場かぎり。気使い。
優しさ・・精神的距離感が近い。込めることができる。気持ちの良いときばかりではない。
親切は、人のためになる行為そのものを、
優しさは人の身になり、その人を思う心持ちである。
だから、ときに、優しいがゆえに厳しい人がいたり、
親切で気がきくけれど、本当は自分のことしか考えていない人が
いたりするのです。本当に人の立場になって考えた時、それがみえてくるのです。
おもいやりって、「人の気になって考える」ではなくて、「自分の基準を他人に当てはめない」ってことだと思う。
親切は「たまに」する行為だと言う事を覚えていてください。誰にでもできるって事なのです。言い過ぎかもしれませんが、気まぐれにできる事が親切であると私は考えています。
では、「優しさ」と言うのはどのような事を意味するのでしょうか？親切は目に見える事が多いですね。優しさは、言葉に出さない事だってあるので、相手に伝わらない事もあります。しかし、賢い女性なら、男性の優しさを見極める事ができると思います。言葉に出さなくても「察する」事が出来るからです。
ルールになった時点で、全ての優しさは親切になってしまう。雨に打たれる女性に傘を差し出す。それは優しさでなく、親切でしかない。時と場合によっては、一緒に雨に打たれるのが答えになるのだから。
『親切というのは、自分の価値観や社会の価値観が軸となって自己満足になる可能性がある。一方優しさはそこに相手の価値観の軸が加わる。共感しつつ多軸で考えバランスを取って接することができる』