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妻が転職エージェントに期待していなかった話

みなさんこんにちは。ペルソナの古賀です。

先週から今週にかけて、世間はゴールデンウィーク真っ只中でしたが、かくいう私もリフレッシュをすべく鹿児島に1泊2日で旅行に行き、パワースポットとして有名な霧島神宮でパワーを浴びてまいりました。エネルギーチャージも完了し、今週月曜から再び元気に採用支援/転職支援に勤しんでおります。

さて、毎回好評いただいておりますこちらのブログ、実はお題は会社から降ってくるものではなく、メンバー各々の自由意志のもとテーマを決め書き上げております。

5月2週目は私の当番でして、何を書こうかとGW期間も考えをめぐらせていたのですが、妻とのとある会話で考えさせられることがあったので、今回はその内容をもとにエージェントとしての思いを伝えていければと思います。

利益に繋がらないことはやってもらえない?

そもそもの発端は私が妻に、

「エージェントサービスを使ってくださる方々には、もっとサービスを有効活用してほしいなと思ってるんだよね」

と発言したのがきっかけです。

まず大前提として、こちら側が相談者様の気持ちやニーズを汲み取り、そこにあてがうかたちで適切な情報とサービスを提供する、期待を上回るパフォーマンスを発揮するのが当然ではあるのですが、これまでの経験上、相談者様ご自身がサービスを積極的に活用できているときに満足いただけたケースが多かったと感じています。

そのようなこともあり、エージェント側がお客様にとって最良のサービスを提供するのはもちろんのこと、お客様側もサービスを積極的に活用することができれば、転職活動が良い方向に進んでいくといった持論を妻に伝えたわけです。

妻は今の会社に入社する際にとあるエージェントを使ったそうで、私の発言に対して、サポート当時のことを振り返ったうえでこんな返しをしてきました。

「いや、そもそもどこまでをエージェント側がやってくれるのかわからないし説明もなかったし。向こうは向こうの利益に繋がるところしか対応しないんだろうなと思っちゃったよね。」

そうか、そうなのか。なるほど…。

妻は続けてこう言いました。

「面談で求人の紹介をしてくるでしょ?で、その担当者からすれば、私が応募するとなったら、その企業に通過させるのがミッションなわけじゃん?その案件で私を決めに行くというプロジェクトの主導はあくまでもエージェント側なわけで、こっちとしては言われたことをやればいいんだなくらいにしか考えてなかったよ。」

コンサルタントを生業にしている妻らしい考え方でしたが「そんなふうにプロジェクト的な考えで仕事してないよ…」と言いたい気持ちをぐっとおさえる隙も与えず、すかさず妻はこう言いました。

「担当者の案件にフィットするかどうかという観点で紹介してくれているだろうから、こっちがどういうところに行きたいのかといった、担当者の案件に該当しない希望は考慮してくれないんだろうなと当時は思ってたよ。」

なんといいますか、言い訳のしようがなくただただ謝りました。こちらの説明不足でしたと(いや、私が対応したわけではないんですが)。

ただこれは大きな気づきでもありました。私は転職支援サービスの全容を知っているからこそ、それを使い倒す発想を持ててはいますが、利用者側からすると、詳細に言われない限りはサポート範囲を知ることはできないのだと。

転職エージェントは何をやってくれるのか?

一般的に転職支援サービスと聞くと、求人紹介、書類添削、日程調整、面接対策などがイメージされますが、その他にも、応募先企業への伝え方・言い回しの相談、入社日調整、退職交渉助言などもあります。こういう態度(発言なりレスポンス速度など)をとったら相手はこう思う可能性がありますよ!というのを共有し、ご相談者様への評価が下がらないようにしたりもしているのです。また、数あるご支援のなかでも”壁打ち相手”としては大きな価値を発揮できるとも思っています。

「壁打ち?求人は紹介してほしいけど、それ以外では特に悩んでるわけでもないし必要ないんだけどな」

と思われる方も中にはいるかもしれません。もちろんご自身でしっかりと内省をされ、客観的に自己分析をされている方は、壁打ちをする必要はないかもしれませんね。

その一方で、そうでない方にとっては、問いかけや対話を重ねていくなかで思考が整理され、自身が根っこの部分で思っていた感情や信念、軸が見えてきたりもするのです。これが書類作成や面接での問答、そして最終的な意思決定に後々効いてきたりします。

また妻の指摘にあった、相談者様のご希望と担当案件の条件が合致しないケースというのも多分にあります。この場合は、これでおしまいとはならず、希望条件をうかがって、面談後に他コンサルタントに問い合わせをするなどしています。自分の利益追求だけに動いてる社員はペルソナにはおりませんのでその点はご安心ください。

あなたの代わりにあなたをアピールしたいのです

また、企業様に推薦する以上、私たちは相談者様の良いところを、エージェントすなわち『応募者の代理人』として、企業様にアピールしたいと思ってます。もちろん、私たちは高尚な人間ではありませんから、偉そうに上から目線で人を見定めたりはしません。とはいえ、転職エージェントであると同時に人材”紹介”会社ですから、企業様に推薦するうえで、レジュメの内容やエピソードトークから垣間見える素敵なご経験であったり、お人柄などはしっかりキャッチしたいという思いが強くあるのです。そういう意味でも、相談者様のことは詳しく知りたいと思っていますし、聞ける範囲でいろいろお聞きしたいとも思っています。

エージェントってなんか怖い?

とはいえ、いくらこちら側がそう思っていたとしても、相談者様も初回の面談でなんでもかんでも自己開示できるわけでもなく、不安は感じていらっしゃるかと思います。代表的なところでいうと、

①伝えてほしくないことを勝手に伝えられたりしないか?
②こちらの意図を汲み取り動いてくれるのか?
③恣意的に担当案件での選考を進めたり入社承諾を早急に迫られたりしないか?
④言葉巧みに耳障りのいいことばかりを言い、フラットな意見を言わないんじゃないか?
⑤営利目的でやっている以上、自分の売上に直結すること以外は対応してくれないのだろうか?

などが挙げられるかと思います。これらの不安ですが、少なくともペルソナでは起こりえません。
①はきちんとご本人様の合意を取ったうえで進めますし、②についてはこれを体現できるメンバーが揃っているのがペルソナです。また③については、弊社の行動指針に明記されていますので、全員が共通してそれをおこなってはいけないという認識を持っています。

弊社HPより。「顧客対応最優先」が行動指針として定められています

ホームページには載っていませんが、「顧客対応最優先」の具体的な行動事例として「候補者が複数の内定を有している際に、恣意的・強制的に自社案件への承諾を促さない」ことが挙げられています。もちろん事業会社ですから、当然に自社の利益も追わなければならないのですが、道理を踏み外してはならないという指針が明確に決められているからこそ、それに頼ることなくパフォーマンスを出せるようコンサルタント一同、誠実さを大事にしてお客様のご支援をおこなっています。

つづいて④に関していうと、これをしたところで長い目で見てうまくいかず、早期退職に繋がることが分かっていますので、ご相談者様にフィットする企業、しない企業を棲み分けてご支援するようにしています。

最後に⑤についてですが、もちろん他社エージェント経由で応募に進まれている企業に沿った対策を入念にやってほしいとまで言われると困ってしまう部分はありますが、弊社経由で一切選考がない状態でも、他社選考の相談に乗るくらいはお手伝いします。アドバイスをするというよりは、思考の整理のお手伝いをするイメージでしょうか。弊社の見崎がよく言ってますが、意思決定するのはあくまでもご自身であって、私たちはそのお手伝いに徹するのみです。

満足いただけるサービスをお届けしたいだけ

つい熱が入ってしまい長々と書いてしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。妻との何気ない会話から、まさかここまでサービスを振り返ることになろうとは思ってもいませんでしたが、私自身エージェントサービスを考えるいいきっかけになりました。冗長的にいろいろ述べてしまいましたが、詰まるところ「満足いただけるサービスをお届けしたい」のです。信頼いただけるような対応をこちらがしていくことが前提にはなりますがぜひ頼ってほしいなと、うまく使ってほしいなと思っている次第です。

ペルソナ株式会社 古賀

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