ずっと「書く人」になりたかった
以前書いたnoteがコンテストで賞をいただいた。
仕事で半年以上担当していた、だいすきな患者さんのことを書いたnoteだった。次の行き先へ送り出した今でも、声や表情、歯並びや手足の冷たさ平たさまで鮮明に覚えている。すこしでもこの人が良くなればと、身体のあちこちに触れたことを思い出す。その方が使っていた病床のベッドを見ると、今でもそこにいらっしゃるような気がするのだ。何年経てどもご一緒した患者さんのことは担当/代行にかかわらず覚えているけれど、担当した患者さんの中でもとりわけ